絵おと芝居2025が届ける復興の物語
広島市を拠点にする広島ホームテレビが、被爆80年企画と開局55周年を記念して、芝居と音楽を用いた舞台作品「絵おと芝居2025」を11月23日に初めて上演します。この企画は、広島の復興物語をテーマに掲げ、一般社団法人まち物語制作委員会と共同で実現しました。
新作公演のお知らせ
新作公演は、広島ホームテレビアナウンサーや中高校生、大学生など次世代の若者たちが参加し、平和をテーマとした朗読を交えながら進行します。この公演は、安田学園白島キャンパスの講堂にて開催され、入場は無料です。さらに、この公演の成功を目指し、8月6日からはクラウドファンディングもスタートし、広く応援を募ります。公式公演サイトでは、詳細やチケット情報などが公開されています。
絵おと芝居とは?
「絵おと芝居」というのは、広島市在住の紙芝居作家いくまさ鉄平さんが考案した舞台表現で、復興というテーマに沿った物語を大型スクリーンに映し出し、音楽の生演奏とともに上演されます。物語には、地域の若者たちが朗読するパートがあり、参加する学生たちがそのメッセージを広める重要な役割を果たします。これにより、平和な未来への希望を感じることができる新しい形の芸術が生まれます。
上演内容
今回の新作プログラムには、以下のような演目が用意されています。
元サッカー日本代表の下村幸男を主人公に、サッカーを通じて深化した広島の歴史が描かれます。修道中学校・高等学校の放送班が朗読し、SHIBAさんと明神あみが生演奏します。
廃虚の中で誕生した音楽喫茶の物語。広島ホームテレビアナウンサーによる朗読の後、森恭子さんと山下京子さんが演奏します。
原爆投下後、素早く学校を再開させた教師たちの物語を描いています。安田女子中学高等学校放送部が朗読し、SHIBAと明神あみの演奏が加わります。
これらの公演には、他校の児童や学生による合唱やダンスも予定されており、多様な表現が楽しめるものとされています。
クラウドファンディングの概要
この素晴らしいプロジェクトを支えるために、クラウドファンディングが立ち上げられました。具体的には、広島の復興に向けた活動を維持するために必要な資金を1,000,000円設定し、期間内に達成しない場合は全額返金される「All or Nothing方式」を採用します。支援者は演目の音響や照明費、演出家や出演者のギャラ、楽器制作や移動費など多岐にわたる分野に使われることが約束されています。
さいごに
私たちの世代が平和の重要性を再認識し、次世代に伝える重要な役割を果たす「絵おと芝居2025」。広島からの熱いメッセージを、多くの人に届ける機会が待っています。あなたもこのプロジェクトの一員となり、平和な未来を共に築いていきましょう!