株式会社I-neが経営管理DXアワード大賞を受賞
株式会社I-ne(アイエヌイー)が、「経営管理DXアワード presented by Loglass」において大賞を受賞しました。本記事では、その受賞の背景や取り組みについて詳しく紹介します。
受賞の理由
I-neの受賞が評価されたのは、同社が行った組織再編とFP&A(Financial Planning & Analysis)機能の確立です。経営管理の向上に向けた具体的なアクションによって、利益の向上を実現したことが審査員から高く評価されました。
審査員からのコメント
審査員たちは、I-neの取り組みを次のように評価しています。慶應義塾大学の琴坂将広教授は、I-neが組織を再編し、会計人材以外も利用する基盤を整えた点に注目。「このアクションを取ったことで利益が向上した」と示す因果関係が明確になっていると称賛しました。
さらに、早稲田大学の佐藤克宏教授は、経営管理の効率化や可視化が現場での事業改善にもつながっている点が評価できます。今後の更なる成長が期待されています。千葉商科大学の石橋善一郎教授は、I-neがグローバル基準のFP&Aを実践していることに注目。また、事業部FP&A組織の設置や人材育成も評価され、包括的で柔軟な取り組みが素晴らしいと述べています。
ストラテジーに基づく取り組み
I-neのCEO、布川友也氏は、「経営管理DXの主役は組織である」との哲学に基づいて、テクノロジー導入と組織変革を一体化させた戦略が光ると語ります。これは単にシステムを導入するだけでなく、事業部門からの人材をFP&Aに配置する工夫を含み、営業利益率を10.6%に向上させる結果を生んでいます。
受賞の意義と今後の展望
I-neの取締役執行役員CFOである原義典氏は、この受賞がFP&A組織の構築とその活動が評価されたものであり非常に名誉であることを強調しています。彼は、テクノロジーの導入以上に、事業解像度を高めるための仕組みを築き上げたことがポイントであり、未来に向けてこのモデルをさらに進化させていくと語っています。
経営管理DXアワードの審査基準
「経営管理DXアワード」は、経営管理が事業成長にどれだけ寄与しているか、多角的な分析の実施度、組織としての取り組みの深さ、さらには業界内での革新性など、複数の基準をもとに審査が行われます。
この受賞は、I-neの一貫した努力と革新性を示すものであり、これからのビジネスシーンにおいてもその影響や取り組みが期待されています。最新の取り組みや詳細情報は、I-neの公式ウェブサイトや特設サイトで確認可能です。今後もI-neの成功に要注目です。