花王と旭化成の新素材
2026-07-07 12:24:50

花王の新スキンケアに採用された旭化成の高機能マイクロファイバー

旭化成が開発した新素材が花王の製品に登場



旭化成株式会社は、長年の繊維事業で培った技術を駆使して、セルロースマイクロファイバーという新しい素材を開発しました。このマイクロファイバーは、花王株式会社が2026年9月に発売予定のスキンケア製品「エスト ジェノリュクス クリーム」に採用されることが決まりました。これにより、先進的なスキンケアがさらに進化することが期待されています。

素材開発の背景



旭化成は90年以上にわたり、再生セルロース繊維「ベンベルグ®」を製造する中で多くの技術を蓄積してきました。一方で、花王は極細繊維を用いたスキンケア製品を開発しており、化粧品に利用できる新たな繊維素材の検討を行っていました。そうしたニーズに応えるべく、旭化成は花王との共同で評価・検討を重ね、細く均一な繊維で構成された高機能セルロースマイクロファイバーを生み出しました。

高機能セルロースマイクロファイバーの特長



1. ネットワーク状の膜の形成



新しい素材を配合した液体を塗布すると、均一な繊維がネットワーク状の膜を形成します。これにより、スキンケア製品においては肌の表面に保護膜を作り、配合された成分の保持性を高めることが期待されています。

2. 液体中での均一分散性



このマイクロファイバーは分散性に優れ、水だけでなく他の液体に対してもなじみやすくなっています。結果として、化粧品やその他のコーティング材料に追加された際に、成分の分離や凝集を防ぐ効果が期待できるのです。

3. 海洋生分解性



近年、環境問題の一環としてマイクロプラスチックの影響が懸念されていますが、このセルロースマイクロファイバーはその問題に該当しません。さらに、特定の条件下においては迅速な生分解性も確認されています。これにより、環境に優しい素材としての利用が望まれます。

4. 植物由来の原料



本素材は「ベンベルグ®」と同様に、コットンリンターを原料に作られた再生セルロース繊維です。この素材は化粧品やフェイスマスク、肌に接触する製品にも使用されており、安全性も高いことが特徴です。さらに、添加物を含まない粉末として提供されるため、敏感肌の方にも安心して使えます。

まとめ



旭化成のセルロースマイクロファイバーは、花王が予定している「エスト ジェノリュクス クリーム」に採用されることで、多くのユーザーに新しいスキンケアの体験を提供することが期待されています。これにより、化粧品市場における新たな価値が創出されるでしょう。旭化成は今後も、このセルロース素材の可能性を追求し、さまざまな分野での価値創造に努めていくとしています。


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