ヒカルド・バセラールの最新ライブ映像が配信開始!
2023年5月30日、ブラジル・セアラ州フォルタレーザにあるサンルイス劇場でのヒカルド・バセラールのライブ映像が、ストリーミングプラットフォーム上でお披露目されることになりました。これまで数々の作品をリリースしてきたバセラールの、待望の三作目となるライブ映像は、SpotifyやApple Music、Tidal、Deezer、Amazon Music、SoundCloudなどで楽しめるほか、日本国内の一部店舗でもCDとして手に入れることができます。
バセラールは、このライブで六重奏グループとの共演を果たします。彼は自身のアルバムに収録された楽曲を含め、ブラジル音楽を称える姿勢を強調しています。「私が作曲してきた曲たちを皆さんにお見せすることができて嬉しい。作品の背景には、私自身が歩んできた道のりがあります」と語ります。特に自身のアルバム『コンジェニト(Congênito)』や、デリア・フィッシャーとの共演作品『アンダール・コン・ジル(Andar com Gil)』から選ばれた曲も披露され、ファンにとって楽しみな内容が盛りだくさんです。
中でも、彼のかつてのグループ「ハノイ・ハノイ」のヒット曲「トタウメンチ・ヂマイス(Totalmente Demais)」は特に注目されます。「この曲はソロで初めて演奏しました。アレンジを加えたのですが、かつてメンバーと一緒に演奏した思い出が蘇ります」と情熱を持って話します。ハノイ・ハノイでの経験が、現在の彼のパフォーマンス能力を高めていることは間違いありません。そうして、年に200回以上のコンサートをこなしてきたことが、自信をもたらしていると感じているようです。
また、彼のコラボレーションによる「ヴィッシオ・エレガンチ(Vício Elegante)」もこのアルバムの見どころ。ベルキオールとの共作は、彼の独特なメランコリックなリズムに現代的なアレンジが加わり、印象的な仕上がりになっています。
バセラールは、シコ・ブアルケやルイス・メロジーア、レニーニなどの名曲を新しい解釈で演奏することが好きだと語ります。「ただのカバーではなく、リズムや歌詞は大事にしつつも自分の解釈を加えたい。新たな価値を提供できると思っています」と、創造性に満ちた姿勢を示します。
ライブパフォーマンス中、バセラールはヴォーカルのほか、キーボードやギター、打楽器も担当し、マルチプレーヤーとしての腕前を発揮します。「実はピアノが専門ですが、他の楽器も演奏するようになって、より表現の幅が広がりました。音楽には国境がないので、世界中のミュージシャンとつながりたいと思っています」と話す彼の音楽に対する意欲が伝わります。
今回のライブ映像は、Dolby Atmosによるミックスが施され、全12曲と高品質なミュージックビデオを楽しむことができます。5月10日に放送され、特に舞台の熱気と performersの親密さを表現する工夫が施されているとのこと。
2024年には、アメリカのジャズ専門ラジオにおいても注目を浴びており、6カ月間連続でオンエアされたアルバムとして選ばれる予定です。このように彼の音楽は国内外で高く評価され、多くのファンに支持され続けています。
そして、「ハノイ・ハノイ」ファンに向けて、3周年を祝う特別イベントも計画中です。これからもヒカルド・バセラールの音楽の世界から目が離せません。