ヴァイオリニスト・石田泰尚が贈る室内楽コンサート「サロン de ストリングス」
2025年4月、横浜みなとみらいホールの新プロデューサーに就任するヴァイオリニスト・石田泰尚が、初のプロデュース事業として「サロン de ストリングス」を立ち上げます。このシリーズでは、彼が信頼を寄せる弦楽アンサンブル「石田組」による魅力的な室内楽作品をお届けします。
石田泰尚の情熱が詰まった室内楽シリーズ
「初めて自分が出演しない公演をプロデュースする」という石田は、その意気込みを語ります。「石田組」のメンバーたちが、独自の編成と選曲に基づいて演奏することで、奥深い室内楽の世界を広く届けたいという想いがあります。シリーズは全3回にわたり、平日午後のひととき、まるでサロンにいるかのようなリラックスした気持ちでお楽しみいただけます。
プロデューサー in レジデンス
「サロン de ストリングス」は、横浜みなとみらいホールが展開する「プロデューサー in レジデンス」の一環として位置付けられています。この事業は、国内外で活躍する演奏家たちがプロデューサーとしてホールと連携し、より高品質な音楽体験を提供することを目指しています。
初代プロデューサーの藤木大地氏、2代目の反田恭平氏に続く3代目として、石田泰尚が任期中に行う多彩なプロジェクトに期待が寄せられています。彼は横浜市内の中学校への訪問指導なども行い、地域の音楽文化の振興に寄与する意向を示しています。
「石田組」の魅力
「石田組」は、2014年に石田の呼びかけによって結成された弦楽アンサンブルで、初の公演は横浜みなとみらいホールで行われました。このシリーズでは、そのメンバーが厳選された編成で演奏を行います。
- - vol.1:大宮臨太郎(ヴァイオリン)、大宮理人(チェロ)、松岡あさひ(ピアノ)によるトリオが、メンデルスゾーンの美しいピアノ三重奏曲を演奏します。
- - vol.2:直江智沙子(ヴァイオリン)、須田祥子(ヴィオラ)のデュオによるモーツァルトの二重奏曲が登場。
- - vol.3:さらに、塩田 脩、丹羽洋輔(ともにヴァイオリン)、萩谷金太郎(ヴィオラ)、弘田 徹(チェロ)が集結し、カルテットによる演奏をお楽しみいただきます。
各回のプログラムは、クラシックの名曲から現代作品まで多種多様で、聴きごたえのある内容となっています。
舞台の魅力
公演は、横浜みなとみらいホールの大ホールで行われ、開演は14:00(開場は13:30)と、休日の贅沢なひとときを過ごすにはぴったりの時間設定です。また、各回60分の公演で、休憩なしに集中して音楽を楽しむことができるため、忙しい平日の午後にもお勧めです。
石田は、「オーケストラや他の形式とは違って、室内楽はより親密で、音楽家同士の真剣なやり取りが楽しめる」と語ります。彼のプロデュースによって、どれほどの新しい魅力を発見できるか、ぜひ会場でその瞬間を体験してみてください。
チケット情報
チケットは全席指定で、各回一般2,000円。購入は横浜みなとみらいホールのチケットセンターにて受付中です。
終わりに
石田泰尚プロデュースの「サロン de ストリングス」は、音楽の深い魅力を新たな視点で体験できる貴重な機会です。ぜひお見逃しなく、心に残る音楽体験をしに、横浜みなとみらいホールへ足を運んでみてください。