新作コラボ帯誕生
2025-12-05 16:38:33

有田焼と博多織の融合、新作コラボ帯が誕生!

有田焼と博多織が織りなす新たな美の形



日本の伝統工芸が生み出す美しさが、再び注目を浴びています。日本和装ホールディングスの子会社である「株式会社はかた匠工芸」と、モダンな有田焼を代表する「アリタポーセリンラボ株式会社」がコラボレーションを実現し、特別な新作帯を発表しました。この帯は、両社の創業アニバーサリーを祝う企画として生まれたものです。

コラボレーションの背景



このプロジェクトのきっかけは、2019年に九州の伝統産業に焦点を当てたイベントでの出会いでした。はかた匠工芸の職人たちと、アリタポーセリンラボの七代目弥左ヱ門・松本社長の交流が始まり、お互いの技術や美意識が響き合いました。そして、2025年に両社が重要な節目を迎えることが判明し、「有田焼の美の意匠を、帯として織り上げる」というプロジェクトが具体化。松本社長がデザイン監修を手がけ、磁器の特性を活かしながらも、織物の質感を表現するという挑戦が始まりました。

新作帯のご紹介



佐賀錦「古伊万里草花紋(こいまりそうかもん)」


この帯は「蝙蝠(こうもり)」をモチーフにしたデザインです。蝙蝠は中国語で「福」と同音であるため、古来より富と幸福の象徴として用いられてきました。アリタポーセリンラボの有田焼デザインを基に、華麗な佐賀錦の技法を採り入れ、白磁をイメージした配色で現代的かつクールな印象に仕上がっています。

佐賀錦「八重輪紋(やえわもん)」


もう一つの帯のデザインは、輪が幾重にも重なる模様で、記念すべき年を祝っています。「八」は末広がりの意を持ち、八重桜ピンクに由来した色名からインスピレーションを受けています。シャンパンゴールドとグレイッシュなトーンの組み合わせが、華やかさと温かみを醸し出しています。

コラボレーションを支える二つの企業



アリタポーセリンラボ株式会社


1804年に創業した有田焼の老舗ブランドで、モダンなデザインと日本の四季を感じさせる色使いが特徴です。国内外で高い評価を得る伝統技術を継承しています。 アリタポーセリンラボ公式サイト

株式会社はかた匠工芸


博多織専業の織元として、8名の伝統工芸士が在籍しています。その独自の感性と伝統技法の融合により、フォーマルからカジュアルまで幅広く展開しています。2025年には博多織求評会において二つの受賞歴も持っています。 はかた匠工芸公式サイト

この新作コラボ帯は、単なる伝統工芸に留まらず、現代における日本の美しさを伝える作品です。ファッションとして日常に取り入れられることで、より多くの人々にその魅力が広がることでしょう。後世に受け継がれるべき日本の文化を、ぜひ手に取って楽しんでみてください。


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