DIORの春夏コレクションでアリスの庭が花開く
2025年春夏のオートクチュールコレクションで、ディオールのクリエイティブディレクター・マリア・グラツィア・キウリが披露したドレスは、まるで『鏡の国のアリス』に迷い込んだかのような幻想的なデザインです。ユーザーの心を掴んで離さないそのスタイルは、1920年代のダンスの絵画からインスパイアを受け、花々の美しさとアリスの不思議な世界観を融合させたものとなっています。
ドレスのコンセプトとデザイン
このドレスは、アリスの庭をイメージさせる花びらが一枚一枚丁寧に作り上げられています。シフォン素材が使用され、軽やかさとエレガンスを兼ね備えたシルエットを実現。ドレスには、小さなビジューやビーズが散りばめられ、まるで花々がそよ風に揺れるかのように繊細でポエティックな印象を与えています。
技術へのこだわり
クリスチャン・ディオールならではの職人技が息づくこの作品は、約1400もの花びらを用いて作成されています。19世紀後半の技術を活用し、クチュールの中でも高い技術力が求められるドレスとして仕上げられました。チャーナキヤ工房では、ドレスの上部とクリノリンに施された刺繍が特徴的で、アリスが庭を通り抜ける様子を生き生きと表現しています。
流れるようなガーランドデザイン
コルセット部分は立体的なフラワーモチーフのメッシュで装飾されており、女性らしさを強調します。スカート部分には流れるようなガーランドが施されており、その美しいラインは見る者を魅了します。このドレスは、その独自のスタイルにより、特別な場面でも目を引く存在になること間違いなしです。
最後に
ディオールの2025年春夏コレクションは、アリスの夢のような世界を体現した芸術作品とも言えるでしょう。その作品を身にまとった女性がどのようにこの美しさを表現していくのか、とても楽しみです。ディオールのドレスが描くこの物語は、私たちに多くのインスピレーションを与えてくれるに違いありません。
© PRARTHNA SINGH © SAHIBA SINGH
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