GANNIが届ける2025年秋冬コレクション
コペンハーゲンに拠点を置くファッションブランドGANNI(ガニー)が、2025年秋冬コレクションのキャンペーンルックを発表しました。今シーズンのテーマは、コントラスト、自信、そして自己表現の触媒となる音楽のエネルギーを意識したものです。これは、GANNIのブランドの根底に流れる価値観を再確認するものであり、新たな自己表現の手段としての音楽の重要性を強調しています。
この秋冬コレクションのランウェイショーでは、デンマークのアーティストFrederik Valentin(フレデリック・ヴァレンティン)が手がけたオリジナルなサウンドトラックが流れ、会場の雰囲気を一層引き立てました。スウェーデン、デンマーク、フランス、イギリス、アメリカから集まった6人のアーティストが、それぞれのスタイルで自由でエネルギッシュな表現を披露し、今シーズンの精神を体現しています。
フォトグラファーのMark Kean(マーク・キーン)とスタイリストVanessa Reid(ヴァネッサ・レイド)は、白黒ポートレートとカラフルなショットを巧みに組み合わせ、アーティストたちの魅力的な瞬間を捉えています。光や影の演出を通じて、ボリューム感や抑制、そして柔らかさと構造のバランスが表現され、視覚的にも楽しませてくれます。
GANNIのクリエイティブディレクター、Ditte Reffstrup(ディッテ・レフストラップ)は「音楽は私たちの人生の不可欠な要素であり、GANNIのインスピレーション源でもあります」という言葉と共に、個性を重視すること、次世代の才能を支援することがどれほど大切かを訴えています。彼女は、音楽に身を委ねて流れる感覚を祝福し、個々の個性を尊重する文化の形成に注力しています。
今シーズンのコレクションは、プリントやテクスチャーの大胆な組み合わせ、彫刻的なシルエット、予想を超えたディテールが際立っています。装飾的な要素や古典的な優雅さが見受けられ、アシンメトリースーツや流れるようなドレス、ボリューム感のあるコートなどがファッションとしての快適さを視覚化しています。特に、手編みのクロシェニットやフローラルジャカード、さらには代替ファーは、コレクションに柔らかな質感を加えています。
新作の「Kat Bag(カット バッグ)」は90年代のリラックスした雰囲気を持ち、環境に配慮したリサイクルレザーを使いながら、スタイリッシュで使いやすいデザインとなっています。このバッグは、GANNIの作り手たちがどれほど多様性と共感を大切にしているかを象徴しています。
音楽をクリエイティブな基盤およびコミュニティのつながりとしてみる今シーズンのキャンペーンは、GANNIがいかに次世代のアーティストを応援し、個性が大切にされる文化を育てているかを示しています。「自分自身に立ち返ること」というメッセージは、コレクション全体に込められており、観る者に深い印象を与えます。
GANNIの2025年秋冬コレクションは、9月中旬からGANNI渋谷PARCOや阪急うめだ本店での発売が予定されており、公式オンラインストアでの購入も可能です。世界中のGANNIの店舗でも展開予定ですので、ぜひ新しいスタイルを体感してみてください。