日本アイリッヒの新研究開発拠点「CleanLine Lab」
愛知県名古屋市に位置する日本アイリッヒ株式会社が、粉体処理技術の最前線を担う新たな研究拠点「アイリッヒ イノベーションセンター ジャパン」(以下、EICJ)の設立を進めています。この施設は2026年7月に開所を予定しており、粉体処理や混合プロセスに関連する最先端の試験・分析設備を有することで、材料開発や技術革新を支援する拠点となります。その中でも特に注目されるのが、「CleanLine Lab(シーエルラボ)」という新しい試験施設です。
シーエルラボの役割と名称の背景
従来の「テストルーム」という呼称ではなく「ラボ」と名付けられたシーエルラボは、単なる評価や条件確認にとどまらず、研究開発を行うための空間です。ここでは様々な原料を用いた実験が行われ、粉体処理技術に関する知見が蓄積されます。
シーエルラボの特長
1. 衛生市場に特化した環境
シーエルラボは製薬、食品、化粧品など、衛生性が特に重要視される分野に特化した試験環境を整えています。このラボでは混合から造粒、打錠、評価に至るまでの全プロセスを実機で再現できるため、実用的で現場に役立つ技術開発が期待されます。
2. 課題解決につながる革新技術
技術的には、陽圧環境を利用することで外部からの汚染を防ぎ、データロギングシステムによって高度な安定性を実現しています。さらに、良い製品開発には欠かせないGMP(Good Manufacturing Practice)対応も視野に入れた設計です。
3. 少量原料への対応力
特に注目すべきは、希少で高価な原料にも対応できる点です。0.1L機(EL1nano)を用いれば、わずか30mlのサンプルでもテストが可能です。大きな原料を使わないことで、経済的かつ効率的な開発が進められます。
4. 充実した実機設備
0.1Lから40Lまでの多様な混合機や撹拌造粒機、流動層乾燥機、打錠機など、専門的な実機設備が多数用意されています。これにより、複数の試験を並行して行えるため、効率的かつ質の高い評価が望めます。
実機テストの重要性
お客様のニーズに応える形で、原料や条件に基づいた実際の試験が可能です。特に、少量の原料を有効に活用する際や、衛生環境下でのテストにおいては、シーエルラボが最適なソリューションを提供します。これにより、製薬や食品、化粧品における粉体原料の混合や造粒、コーティングなど、様々なプロセス条件の検討が可能です。
代表者のラジオ出演情報
また、当社の代表取締役である内藤雅元が、FM AICHIの経済情報番組『GLOBAL R-VISION』に出演します。番組では、弊社の歩みや粉体処理技術に対する思い、EICJを通じた未来の展望について語る予定です。放送は2026年1月10日19:00~19:30にオンエアされ、radikoでも視聴可能ですので、ぜひご注目ください。
EICJの概要とアクセス
アイリッヒ イノベーションセンター ジャパンは、名古屋市瑞穂区に位置し、延床面積約1,800㎡を誇る新設の拠点です。名古屋駅からわずか20分、中部国際空港からは35分というアクセスの良さも魅力的です。施設内には、テスト環境を提供するためのジーエルラボやトライアルラボ、最新鋭のアナリシスラボなども備えており、研究機関や企業との共同研究も可能です。
最後に
日本アイリッヒでは、粉体処理技術の発展に向けた取り組みをさらに進めていきます。興味がある方は、ぜひ公式サイトからのメールマガジンに登録して最新情報をご確認ください。原料処理や開発の課題に直面している方々にとって、シーエルラボは新たな挑戦への一歩を支援する拠点となることでしょう。