ユナイテッドアローズのサステナビリティ
2025-08-07 13:02:45

ユナイテッドアローズが掲げるサステナビリティ活動に迫る!2030年に向けた進捗報告

ユナイテッドアローズのサステナビリティ活動「SARROWS」が目指す未来



ユナイテッドアローズは、2030年に向けたサステナビリティ活動「SARROWS」を通じて、環境に優しいファッションの実現を目指しています。この活動の中核をなすのは、Circularity(循環するファッション)、Carbon Neutrality(カーボンニュートラル世界へ)、Humanity(健やかに働く、暮らす)の3つの目標です。2024年から2025年にかけての実績を通じて、これらの目標に向かう進捗が明らかにされました。

1. 循環するファッション(Circularity)への取り組み



「循環するファッション」に関して、ユナイテッドアローズは繊維製品の廃棄率を前年の0.03%から0.01%に削減しました。この計画は2030年までに廃棄率を0.00%にすることを目指しており、かなりの成果を上げています。一方で商品全体の廃棄率は0.08%から0.10%に少し増加しました。この背景には、革や合成皮革などの非繊維素材の取り扱いによるリサイクルの難しさがあります。しかし、全体の目標は達成しており、さらなる素材分離や新たなリサイクル技術の導入を進めることで改善を図っています。

主な施策:


  • - 商品廃棄ゼロへの具体的アプローチ: 現場対応と流通の最適化により、廃棄物を極限まで減少させる方策を実施。
  • - 規格外品の管理: 店舗で発生する傷や汚れを減らすためのスタッフ教育を強化。
  • - 品質管理の強化: 国内外の工場と連携し、商品の品質を保ちつつ廃棄物を減らしています。

2. カーボンニュートラル(Carbon Neutrality)への挑戦



カーボンニュートラルの実現に向けては、Scope1とScope2のCO2排出量が2023年の-13.4%から-32.5%へと大幅に削減されました。また、再生可能エネルギーの導入率も24.6%に達し、前年から12.1ポイントの増加を見せるなど、実績が目立っています。これには、新たに店舗専有部でのグリーン電力の導入が貢献しています。

主な施策:


  • - エネルギー状況調査: 出店先の商業施設のエネルギー状況を調査し、再生可能エネルギーの導入に向けた議論を進めています。
  • - CDP評価の獲得: 気候変動分野でB評価、水セキュリティでのA-評価を受け、持続可能な運営が評価されています。

3. 健やかに働く、暮らす(Humanity)の推進



働く環境の改善も重要視されています。行動規範の同意書取得率は77.2%に上昇しましたが、従業員エンゲージメントスコアは少し低下しています。この課題に対し、従業員向けの成長支援プログラムの強化や相談窓口の設置が必要です。

主な施策:


  • - 監査実施と透明性の向上: サプライチェーン内の透明性を確保するため、行動規範同意書を取得し、実地監査も行っています。
  • - 人事施策の推進: 従業員の意識調査をもとに、人事戦略にフィードバックを行い、各社員が活躍できる環境を整備しています。

今後の展望



ユナイテッドアローズの「SARROWS」は、持続可能な未来へ向けた挑戦を続けています。2030年に向けた目標達成に向け、引き続き新たな施策を展開し、環境問題に対する意識を高めていくことでしょう。私たち消費者も、その歩みに寄り添い、持続可能なファッションの選択をしていきたいですね。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: ユナイテッドアローズ サステナビリティ サローズ

トピックス(ライフスタイル・カルチャー)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。