新しい典礼を探る:西村紗知の連載スタート
批評家・西村紗知氏による新連載『新しい典礼』が「ちえうみPLUS」で始まりました。この連載では、様々な文化やメディアの変化に焦点を当て、私たちの生活や社会における「素材」や「形式」の役割について深く考察していきます。
「新しい典礼」とは?
西村氏が提唱する「新しい典礼」とは、互いを「素材」として見做し、包摂し合う生き方を指します。この視点から、私たちはいかに異なる要素を結び付け、新しい形を生み出しているのかを探っていくことになります。著者が第1回で語ったように、私たちは常に本番の作業を続ける必要があり、変わり続ける世の中の中でいかに自らを表現していくかが問われています。
所題:文化の変容を読み解く
第1回目のテーマ「いつだって本番の作業をせねばならない」では、TikTokやバイラルヒット、VTuberなど、現代のメディアや文化的トレンドがどのように私たちの生活に影響を与えているのかを考えます。これらのトピックは、いずれも現代文化の形成に大きな役割を果たしており、西村氏の独自の視点で紐解かれていきます。
西村紗知のプロフィール
西村紗知氏は、1990年に鳥取県で生まれ、批評家として活動を開始しました。音楽や文化産業に関して深い関心を持ちながら、東京学芸大学を卒業後、東京藝術大学大学院で美術研究を修了しました。彼女は、2021年に著書『女は見えない』を発表し、同年の「すばるクリティーク賞」を受賞したことで、その名を広めました。文化や社会に対する洞察を深める彼女の文章は、多くの読者から支持を受けています。
ちえうみとは?
『新しい典礼』が掲載される「ちえうみPLUS」は、仏教や信仰についての新しい知識や実践を深めるためのメディアです。さまざまな人や議論を通じて、連載やインタビュー、コラムなどを発信しています。ちえうみは、「智慧海」に由来し、仏教の深い智慧を探求し続ける空間を目指しています。
連載が進む中で、西村氏がどのように文化の変容を捉え、私たちに新たな視点を提供するかに注目しながら、今後の展開を楽しみにしていてください。知の旅に出かけ、新しい発見を共にしましょう!