TCB梅田医師のPRP皮膚投与についての新しいエビデンス
2025年10月、TCB東京中央美容外科の梅田将志医師が、PRP(多血小板血漿)を使った肌質改善の効果についての臨床研究を国際学術誌「Regenerative Therapy」に発表しました。この研究は、高精度な画像解析システムを用いてPRP療法の効果を客観的に評価した初の報告として注目されています。
研究の背景と目的
PRP療法は、美容医療の現場で広く使用されていますが、その効果はこれまで主観的な印象に依存していることが多く、科学的な裏付けが必要とされてきました。梅田医師の研究は、PRPメソセラピーによって肌がどのように改善されるのか、高度な画像解析技術を用いて客観的に示すことを目的としています。この新しい試みは、「美容医療を感覚の世界から科学の世界へ」という理念に基づいています。
研究の方法
この研究は、9名の健康成人(女性6名、男性3名)を対象に行われました。被験者の左半顔にPRPを、右半顔には生理食塩水を注入し、投与前および投与後2週間、1か月後に肌の状況を高精度画像解析システム「NeoVoir®」を利用して測定しました。このシステムは、光沢や毛穴、シワ、メラニン、色素沈着などの定量的なデータを抽出し、数値化することができます。
結果と考察
投与1か月後の主要評価項目である肌の光沢面積は、PRPを注入した側で有意な改善を示しました。具体的には中央値差が+16.3%であり、p値は0.0039でした。興味深いことに、この改善は投与2週間後にも現れ、PRPの持続的で早期的な効果が確認されました。副次的な評価項目でも、毛穴スコアには改善傾向が見られましたが、正確な統計的有意性は確認されませんでした。それでも、一部の症例では顕著な肌質の改善が観察されています。
さらに、研究では軽微な副作用しか認められず、重篤な合併症はありませんでした。このことは、PRP療法の安全性も裏付けています。
結論
この研究は、PRPメソセラピーが肌の光沢を有意に改善することが科学的に証明された重要なマイルストーンです。若々しく健康的な肌の特徴である光沢が改善されたことは、美容医療におけるPRPの有用性を支持する重要なエビデンスになります。
今後は、この研究結果を基にさらなる研究が進むことが期待されており、美容医療の現場における科学的アプローチがより一般的になるでしょう。TCBは今後も高いクオリティの研究を行い、美しくなるお手伝いをしていきます。私たちの「理想のあなたを着飾る」美容医療への取り組みは、これからも続いていきます。