LET ME KNOWが韓国を席巻したノスタルジックモダンロックの魅力
日本発のインディーロックバンド「LET ME KNOW」が、たった数ヶ月で韓国の音楽シーンを所狭しと駆け巡っています。彼らの新作『Svveet Pea』のリリースは、その証です。彼らはノスタルジックモダンロックという新たな音楽ジャンルを体現し、瞬く間にシーンの注目を集めました。
驚異的な進化の軌跡
2024年4月に結成されたLET ME KNOWは、Matty(ボーカル)、Ken_M(ギター)、Lyo(ドラム)の三人から成るバンドです。音楽活動を始めてからの短い時間で、2000人規模の東名阪ツアーを実現し、韓国のShazamやSpotifyのバイラルチャートで1位を獲得しました。
彼らの運命は、Ken_MがMattyの歌唱動画を見つけた瞬間から動き出しました。インスタグラムでメッセージを交換した後、Mattyが東京で路上ライブを行った際に初めて直接会い、その場にLyoも加わったことでバンドが誕生しました。デビュー曲「LAD浪漫's」は、彼らのスタートを象徴するテクニックと情熱が込められています。
さらに、2ヶ月後にリリースされた「偽愛とハイボール」は、短期間で100万回再生を達成し、現在はなんと1000万回を超えるヒットに!このおかげで、十社以上の国内外からレコード会社の目に止まり、注目を浴びました。
新作『Svveet Pea』の魅力
2025年にリリースされた『Svveet Pea』は、LET ME KNOWの音楽性をより深く探索する意欲作です。このアルバムには「Svveet Pea」、そして「阿呆みたい」、「My ex, Bandman」という3曲が収載されており、それぞれ異なる魅力を持っています。
例えば、タイトル曲の「Svveet Pea」は、Mattyの甘くハスキーなボーカルと、印象的なギターリフが特徴です。単にノスタルジックな要素にとどまらず、現代的なプロダクションが施されていて、バンドの真髄が感じられます。
「阿呆みたい」は、90年代J-POPを彷彿とさせるメロディを背景に、現代的な感性が融合しています。そして「My ex, Bandman」は、UKロックの影響が色濃い作品で、キャッチーなフックが耳に残ります。韓国の人気インフルエンサーが出演するMVも話題を呼び、映像からも彼らの美学が伝わってきます。
ノスタルジックモダンロックとは
LET ME KNOWの音楽の魅力は、単なる懐古主義ではなく、過去の名曲からインスパイアを受けつつ、新たな価値を生み出していることにあります。彼らは、メンバーそれぞれが愛するThe 1975やオアシスの影響を受けており、その影響は曲づくりに明確に表れています。
また、80年代・90年代のJ-POPも感じさせるメロディとビートが融合し、絶妙な洗練さが感じられます。Mattyの切なさとクールさを兼ね備えた歌声は、様々な感情を呼び起こし、リスナーの心に強く訴えかけます。
LET ME KNOWの歌詞には、リアルで等身大の表現が息づいています。現代のリスナーの感情に寄り添った歌詞作りは、世代を超えて広く支持される要因でしょう。彼らの音楽は、懐かしさと新しさのバランスが絶妙であり、幅広い世代に受け入れられています。このような魅力が、SNS上でのファン交流や支持を生んでいます。
魅力的なビジュアル
さらに、LET ME KNOWの人気急上昇に寄与しているのが、彼らの洗練されたビジュアルです。スタイリッシュな外見と計算されたビジュアル戦略により、多くの女性ファンを魅了しています。彼らのファッションセンスは現代的でありながらも、昔ながらのロックスタイルを取り入れており、各メンバーの個性を際立たせています。
特に、映像作品における美しさは、音楽の世界観をしっかりと表現しており、彼らは音楽とビジュアルの両面で高いクオリティを提供しています。これにより、単なるミュージシャンとしてではなく、ファッションアイコンとしても強い認知を得ています。
今後の活動とライブ情報
LET ME KNOWの2025年には、多くのライブが予定されており、ファンにはたまらない機会が続々と発表されています。「LET ME KNOW LIVE TOUR 2025 -Nostalgic Modern- III」という単独ツアーも行われ、主要都市を巡回します。これらのライブは、彼らの音楽を間近で体験できる貴重な機会です。
公式サイトやSNSにアクセスすれば、最新のチケット情報やライブスケジュールが随時更新されていますので、ぜひチェックしてください。LET ME KNOWのエネルギッシュで感情豊かなパフォーマンスは、ライブでこそ真の魅力を体感させることでしょう。日本の音楽シーンを切り開いていく存在として、今後のさらなる活躍が楽しみです。