『ベイジルタウンの女神』
2025-05-10 19:34:25

KERAと緒川たまきによる舞台『ベイジルタウンの女神』東京公演がスタート!

ケムリ研究室が贈る舞台『ベイジルタウンの女神』が開幕!



2025年5月9日、KERA(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)と緒川たまきのユニット、ケムリ研究室の舞台『ベイジルタウンの女神』が東京公演の初日を迎えました。2020年に初演された作品を新キャストと映像演出を駆使して再演することで、さらに魅力的な仕上がりとなることが期待されています。開幕は当初の日程から少々遅れましたが、満を持しての上演です。

物語は、貧困にあえぐ街ベイジルタウンが主な舞台です。大企業ロイド社の社長、マーガレットは街の再開発を目指しています。彼女は婚約者のハットンや顧問弁護士のチャックと共に、土地の買収を企てるため、かつての小間使いであるタチアナ社長と対面します。しかし、マーガレットはタチアナとの思い出を忘れており、再会の感慨を感じない様子です。

タチアナは、土地を譲渡する条件として、一カ月無一文でベイジルタウンで生活する賭けを提案します。こうして、マーガレットは会社を任せてベイジルタウンへ向かい、色とりどりのキャラクターたちとの出会いを経験します。

今回の再演では、初演と同様に役者たちの身体を駆使したステージングが楽しめるだけでなく、キャラクターをデフォルメしたカートゥーンアニメーションを積極的に取り入れ、舞台装置やパネルとの連動による視覚的な楽しさも加わります。これにより、作品全体としての没入感が増し、他の舞台作品と一線を画した新たな体験を提供しています。

KERA作品の特徴として、登場人物の個性が鮮やかに描かれる点があり、より楽しく親しみやすくなっているのも魅力です。この作品は単なるコメディにとどまらず、社会の問題にも触れる風味を持ち合わせたロマンティック・コメディです。KERAの言葉選びや演出の巧妙さが、観客を引き込む大きな要素です。

公演は東京で5月18日まで続行され、その後兵庫、久留米、豊橋、新潟での公演が控えています。残念ながら中止回の振替公演はありませんが、注釈席や立見席の追加チケットも販売され、観客の皆様をお待ちしています。

公演に先立ち、KERAやキャストからのコメントも届いており、「10本の指に入る忘れられない初日」とKERAが語るように、観客との一体感が感じられた様子です。緒川たまきも「お客様のお陰で作品がより魅力的になった」と語り、出演者たちは舞台の魅力を再確認しています。

ライブ配信も決定しており、5月14日に全景映像とスイッチング映像の2種類で配信される予定です。観劇に行けない方々にもこの作品を楽しむ機会が提供されるのは、ファンにとって嬉しいニュースです。チケットは、チケットぴあで購入可能で、アーカイブ配信も楽しめます。

この舞台に求められるものは、ただのエンターテインメントではなく、心を打つストーリーのなかに、笑いや感動が散りばめられています。KERAと緒川たまきが紡ぎ出す『ベイジルタウンの女神』、その新たな展開に期待が高まります。ぜひ劇場で直接、その瞬間を体感してください。


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