脱炭素化への新サービス
2024-12-13 17:00:39

キリングループが農業の脱炭素化に向けた新サービスを開始!

キリングループが農業の脱炭素化に向けた新サービスを開始!



キリンホールディングス株式会社(以下、キリングループ)が、サグリ株式会社が提供する農地の炭素貯留量予測サービスの使用を2024年11月から開始することが決定しました。これは、Global Climate Change Initiative(科学的根拠に基づく温室効果ガス削減目標の設定を認定する国際的なイニシアチブ)によって求められる排出削減の一環として、キリングループの長期的な環境ビジョンに基づいています。

この新たなサービスでは、農業に関する温室効果ガス(GHG)の排出と炭素貯留量の算定が行われ、キリングループのサプライチェーンにある農地での脱炭素化を目指します。専門的な技術を駆使した衛星データやAIを活用し、自社の農業活動の環境負荷を減少させることを目的としています。

環境への責任を果たすキリングループの取り組み


キリングループは現在、農業由来のGHG排出量に対策を施すため、サグリ社との共同プロジェクトを進めています。これにより、大麦を栽培する農地の炭素貯留量を予測し、その情報をもとに、持続可能な農業への移行を推進していきます。また、今後は他の地域や異なる農作物に対象を拡大していく予定です。

キリンは「キリングループ環境ビジョン2050」を掲げており、その達成に向けて志のある挑戦を続けています。このビジョンでは、バリューチェーン全体のGHG排出量をネットゼロにするという長期的な目標を設定しており、環境再生型農業の推進はその重要な部分を占めています。

知識と技術の連携による進化


サグリ社は、最新のテクノロジーを駆使して農業に関わる課題を解決する事業を展開しています。キリングループは2024年4月に、CVCファンドを通じてサグリ社への出資を行い、両者の知識と技術を結集した取り組みが進行中です。

この共同プロジェクトは、、サプライヤーとの連携を強化し、実際の農地で炭素貯留量の算定を実施する重要なステップです。サプライチェーン全体での環境負荷を軽減することは、企業の持続可能性を保つためにも重要となります。

より良い未来への取り組み


キリングループは、炭素貯留の試行を通じて得たデータをフィードバックし、さらなる改善を行っていく予定です。また、環境再生型農業の実現に向けた具体的なプロジェクトも進行中であり、2023年10月からは、レインフォレスト・アライアンスと連携して「リジェネラティブ・ティー・スコアカード」の開発もスタートしました。これにより、より多くの農地が持続可能な形で運営されることをサポートしていきます。

水資源や生物資源にも配慮した具体的な活動を通じて、キリングループは自然と人にポジティブな影響を与えることを目指し、環境課題に統合的に取り組んでいきます。これからも地球にやさしい企業として、多様な取り組みを展開し、豊かな未来を創造していくことでしょう。

今後のキリングループの動きにも、ぜひ注目してください。持続可能な社会に向けて、一歩ずつ前進している彼らの取り組みは、私たち消費者にとっても重要な意味を持ちます。

関連リンク

サードペディア百科事典: キリンホールディングス サグリ 環境ビジョン2050

トピックス(ビューティ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。