醤油蔵の未来へ
2026-06-09 08:32:40

330年の歴史を受け継ぐ醤油蔵が未来へ続くための挑戦

330年の歴史をつなぐ、堀河屋野村の挑戦



和歌山県に位置する老舗の醤油蔵「堀河屋野村」は、330年の歴史を誇ります。元禄元年(1688年)に創業し、紀州徳川家の荷を江戸に運ぶ廻船問屋としてスタート。後に醤油と徑山寺味噌を製造するようになり、現在も古式の製法「手麹」「薪炊き」「天然醸造」を守り続けています。特に、名物の「三ツ星醤油」と徑山寺味噌は、国内外で高く評価されています。

伝統的な製法の価値



堀河屋野村の「三ツ星醤油」は、野村家の家紋に由来しており、当主自らが仕込む醤油を志す伝統が受け継がれています。同蔵では「手麹」の製法を大切にしており、麹を人の手で管理することで、時間と手間をかけた独自の醤油が生み出されています。また、大豆は薪火で炊き上げられ、昼夜を問わず炎を見守りながら仕込みが行われるため、手間暇かけた製品が生まれています。そのため、堀河屋野村は「醤油発祥地」としての誇りを持っています。

文化財建築を守るためのクラウドファンディング



しかし、店舗兼主屋は「いつ崩れてもおかしくない」とされる状態であることが明らかになりました。これまでの補修では限界があり、長年の経年劣化が進行しているため、修理と耐震補強を併せて行う必要があります。特に南海トラフ地震のリスクも高く、文化財の損失は取り返しのつかない事態になりかねません。

そこで、堀河屋野村はクラウドファンディングを通じて、店舗兼主屋の修理と耐震補強に向けて資金を集めることを決めました。目標金額は700万円で、最終的には2700万円を目指します。支援には様々なコースが用意されており、醤油や味噌、蔵見学、さらには北海道の名店とコラボしたお菓子コースなど、参加者にも楽しんでもらえる工夫が施されています。

支援がもたらす未来



代表の野村圭佑氏は、「堀河屋野村の店舗は、単なる販売場所ではなく、日本の食文化を伝える重要な場である」と語ります。今回のプロジェクトは、地域の大切な文化を未来へつないでいくための取り組みであり、皆の経験や想いを集めることが重要です。

支援者の想いが集まることで、330年の歴史を持つ堀河屋野村は、再び未来へと歩み続けることができるでしょう。この挑戦には、私たち一人ひとりの力が必要です。これまでの伝統を守りつつ、新たな未来への一歩を共に踏み出してみませんか?

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