安田章大主演！初のアングラテント演劇が映像配信決定

安田章大主演！テント演劇の映像化が実現

安田章大が主演するアングラテント演劇の待望の映像配信が決定しました。2023年の夏、東京・新宿花園神社の特設テントで上演された新宿梁山泊第79回公演『愛の乞食』『アリババ』が、12月20日からPIA LIVE STREAMで独占配信されます。

この公演は、唐十郎の初期作品にあたる二つの名作を新宿梁山泊が手掛けており、2024年に紀伊國屋演劇賞、2025年に読売演劇大賞を受賞した注目の演劇集団がその魅力を届けます。安田の俳優としての力量を最大限に引き出す演出を手がけた金守珍氏の演出と組み合わさり、アイドルとアングラという異色の融合が生まれました。

テント演劇ならではの体験

テント劇の最大の魅力は、何といってもその臨場感です。外部の音や環境も演出効果として加わり、観客は新宿の街の喧騒や急な雨さえも感じながら、物語に没入することができます。この特有の体験に挑む安田の姿は、観客に強い印象を与えました。

配信版では、実際の舞台映像に加え、稽古風景や舞台裏のメイキング映像も同時配信されます。安田が夢見ていたテントの舞台に立つ姿や、舞台の設営や解体の様子など、貴重な裏側を見ることができる機会は見逃せません。

唐十郎作品の魅力

唐十郎の作品は、観客に問いかけるような自由な解釈が求められるものです。金守珍はこの特長を「誤読の勧め」とし、観る人それぞれが自分なりの物語を紡ぐ楽しさを強調しています。観る度に新しい発見がある唐作品こそ、何度も味わいたいですね。

この映像配信は、安田の舞台に対する情熱が色濃く反映されています。観客が体験できなかった舞台の醍醐味を、ぜひこの機会に感じてみてはいかがでしょうか。特にテント演劇や唐十郎の作品に興味がある方には、心からおすすめのイベントです。