ビフィズス菌測定法の新基準
2025-01-21 11:42:21

森永乳業が推進する新しいビフィズス菌測定法が国際規格に!

健康を支えるビフィズス菌:森永乳業の新たな挑戦



ビフィズス菌は私たちの腸内で日々健康を維持する重要な存在ですが、その測定法に新たな動きがあることをご存知でしょうか?森永乳業は50年以上にわたり、ビフィズス菌の基礎研究を行い、その成果を製品に活かしてきました。このたび、同社が主導した新しいビフィズス菌数測定法が国際標準として認定されました。

1. ビフィズス菌とは?


ビフィズス菌は腸内に生息する善玉菌の一種で、消化を助けたり免疫機能をサポートしたりする役割があります。最近の研究では、様々な健康効果が明らかになっており、特に乳製品に含まれるビフィズス菌はその代表とも言えます。そのため、ビフィズス菌の正確な測定は重要な意味を持っています。

2. 新測定法の背景と目的


2024年11月26日に発行された新規国際規格ISO 29981 | IDF 220は、ビフィズス菌の生菌数をより安定的に測定することを目指して改定されました。この取り組みは、乳製品の品質を維持し、消費者の信頼を得るために欠かせないものです。

3. 森永乳業の取り組み


当社が提案した新しい測定法は、IDF日本国内委員会から正式に国際委員会へ提案されました。アクションチームが結成され、このチームのリーダーには当社の社員が選ばれました。これにより、国際基準に基づく測定法の改定を進め、成果を得ることができました。

4. 改定に向けた詳細なプロセス


新しい測定法は、まず培養法という広く用いられている方法を基にしています。具体的には、ビフィズス菌を培養してコロニー数を数える手法ですが、今回の改定では以下の2点を改善しました:
  • - 粉末製品の溶解温度の最適化
  • - 使用可能な希釈液の追加

このプロセスは、数段階での案提出やコメント・投票が必要で、多くの研究機関と連携することで実施されました。また、2023年には日本とヨーロッパで共同テストも行い、その結果が期待通りであったことが確認されました。

5. 学会での発表


改定された方法は、2024年のIDFワールドデイリーサミットにおいて、口頭発表やポスター発表を通じて国際的に紹介されました。この場での情報共有は、世界の研究者や実務者と交流する貴重な機会となりました。

6. ビフィズス菌の未来


新たな国際基準が確立されることで、ビフィズス菌を含む乳製品の品質チェックがより精密に行えるようになります。これにより、消費者は安心して製品を選び、健康を維持する一助となるでしょう。森永乳業は今後も、このような国際的な取り組みを通じて、業界の発展に寄与することを目指します。

まとめ


ビフィズス菌測定法の改定は、健康にとって重要なマイルストーンです。森永乳業の確かな研究に基づくこの新しい規格は、より安心・安全な乳製品を消費者に届けることに繋がります。これからの健康的なライフスタイルの一助として、ビフィズス菌の重要性がますます高まっていくことでしょう。


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