HYBEの業績が過去最高を記録
2025年第2四半期、HYBEは売上高が7,056億ウォンを達成し、前年の6,405億ウォンを大きく上回る結果を報告しました。この結果は、前年同期比で10.2%の増加に加え、前四半期比でも41%の跳躍を見せており、その好調な成績にはいくつかの要因が関与しています。
公演部門の急成長
直接的なアーティスト活動に関連する売上の中で、特に公演部門の売上は1,887億ウォンに達し、前年同期比で31%の増加を示しています。BTSをはじめとするHYBE MUSIC GROUPのアーティスト達が行ったワールドツアーやファンミーティングに、約180万人が参加しました。具体的には、BTSのJINとJ-HOPEのソロツアー、SEVENTEENの日本ファンミーティング、さらにはTOMORROW X TOGETHER、LE SSERAFIM、&TEAMなどの成功したツアーが、HYBEの成長を強力に後押ししました。
下半期にはさらなるアーティストツアーも控えており、公演部門の好調な成長は今後も続くことが期待されています。
アルバム部門とその安定性
アルバムと音源部門の売上は2,286億ウォンに達しましたが、前年同期比で8.4%の減少が見られます。K-POPの全体的なアルバム販売量が減少傾向にある中でも、HYBEのアーティストは比較的安定した受け入れを示しています。特に注目すべきは、BTSのJINのミニアルバム『Echo』が「ビルボード200」で3位を獲得した点や、SEVENTEENが韓国の上半期アルバムセールスで1位に輝いたことです。これらの実績は、ファンの支持を集め続ける要因となっています。
もちろん、ENHYPENやLE SSERAFIMなど、他のアーティストも次々と成功を収めており、HYBEのアルバム部門は今後も注目すべき領域です。
音源市場での存在感
HYBEアーティストの音源における業績も目を見張るものです。BTSのJINやJ-HOPEの新曲がビルボードの「Hot 100」にランクイン。特に、グローバルガールグループKATSEYEがデビューから短期間でビルボードにチャートインするなど、HYBEは音源市場でも強い影響を持っています。
インダイレクト売上の成長
さらに、間接的な売上も高い成績を記録し、特にMDおよびライセンス部門が前年同期比で40%の増加を見せました。ツアー関連のMDやキャラクター商品が好調で、ファンクラブの売上も46%増という過去最高を達成しています。
Weverseの進展
Weverseにおいても、月間アクティブユーザー数(MAU)が1,090万人を超え、特にBTSメンバー全員が復帰した6月には1,200万に達しました。多くの人気アーティストの参入により、Weverseはその利便性を高め、各アーティストの活動の活発さがユーザー数の増加に寄与しています。
終わりに
HYBEは音楽業界を革新し続ける一方で、次世代のファンビジネスモデルにもシフトしていく姿勢を見せています。2024年にはより一層の成長が期待され、次なる展開に注目が集まっています。HYBEの成功は、アーティストの才能とファンとのつながりがどれほど強力であるかを示す証拠です。この活況が今後も続くことを願っています。