松本隆の魅力を再確認する特別番組
BS日テレにて放送される特別番組「松本隆 ことばの冒険~A面だけじゃ語れない~」が、作詞家生活55周年を迎えた松本隆の歩みを振り返ります。収録は、彼の名曲の数々と共に、言葉の魅力や秘話を明かす内容に仕上がっています。
ヒット曲誕生の背景
松本隆は、43年のキャリアの中で「木綿のハンカチーフ」、「硝子の少年」、「スニーカーぶる~す」など、約2100曲もの楽曲を生み出し、そのうち50曲以上がヒットチャートの1位を獲得しています。この番組では、彼のルーツとともに、いかにしてこれらの曲が誕生したのかを探ります。特に「木綿のハンカチーフ」は、実在した恋人の物語を元にしていることが番組内で明らかにされます。松本が19歳の時に書いたこの曲は、都会と田舎の遠距離恋愛を描いており、その背景には彼自身の経験もひょっこり隠れています。
彼の言葉へのこだわり
松本隆は「風」という言葉を多くの曲に用い、日本語の美しさを歌に込めることに徹底しています。難解な言葉や漢字も取り入れることで、リスナーに深い感情を传えます。彼が「革命児」と称されるのも、ただのヒットメーカーではなく、言葉に独自の感性を持っているからです。
75歳の松本の現在
番組では、松本隆の75歳という現在に焦点が当てられています。彼は京都に13年間住まい、その間に新たな仲間たちと過ごす姿も描かれています。また、松本は早くも初めてのラジオ番組を持つこととなり、パーソナリティとして聴衆とコミュニケーションを楽しんでいます。ラジオに登場するのは、彼の作品に非常に多くの歌詞を提供してきた近藤真彦。久しぶりの再会がどのような会話に発展するのか、視聴者としては興味深い展開となるでしょう。
昭和を代表する名曲たち
特番では昭和を代表する名曲も続々と紹介され、松本隆のAF面とB面の両方の顔を紹介します。彼の書いた「卒業」を披露する斉藤由貴のコンサートにもカメラが入るなど、非常に充実した内容です。アーカイブ的な価値もあるこの番組は、松本の作品への理解を深めるチャンスになることでしょう。
出演者たち
この特番には、松本隆をはじめとする近藤真彦、斉藤由貴、クミコなどが出演し、ナレーションは阿川佐和子が担当します。彼女との交流も長く、彼女が松本の魅力を引き出す重要な役割を果たすことでしょう。この65分間、音楽に隠された物語を是非とも楽しんでください。
放送情報
放送日:5月22日(木) 午後8時~9時54分放送
放送局:BS日テレ / BS日テレ4K
この特別番組を通じて、松本隆の素顔や言葉による冒険が浮かび上がります。この機会に彼の作品の新たな一面に触れましょう。