ユニバーサルな社会を目指す新たな試み
株式会社comvey(コンベイ)が、2025年5月に新プロジェクト「おもいをとどける。みんながよろこぶ。」を始動します。このプロジェクトにはサザビーリーグの特例子会社、サザビーリーグHRとアダストリアの特例子会社、ウィーアーが参画し、障がいの有無に関わらず様々な人材が活躍できる環境を整えます。
本プロジェクトの主要な目的は、comveyのリユース梱包「シェアバッグ®︎」を通じて、EC利用者のストレスを軽減し、環境への負荷を削減することです。また、多様な人材が共に働きながらお気持ちを届ける社会の実現を目指しています。
障がい者雇用の現状と課題
日本国内には600社以上の特例子会社があり、徐々に障がい者雇用の割合は増えています。しかし、特例子会社で働く人々は全体の障がい者就労者の10%未満と言われています。現在、多くの特例子会社が自社の業務のみにとどまりがちで、本来の可能性を発揮できないケースがあることが課題です。「おもいをとどける。」プロジェクトは、これに対する解決策でもあります。
comveyは、サザビーリーグHRとウィーアーとの連携により、それぞれのスタッフが自らの成長を実感できる環境を提供し、働きがいを生み出します。この取り組みを通じて、障がい者雇用に対する理解が深まり、より包摂的な社会の構築が期待されています。
プロジェクトの具体的な内容
「おもいをとどける。」プロジェクトでは、comveyのシェアバッグのクリーニングや検品、メンテナンス業務が行われます。このプロジェクトに加入することで、障がい者に特化した体験を通じて、彼らの個性を活かしつつ、社会全体に良い影響を及ぼすことを目指しています。また、シェアバッグは循環型社会を意識したリユース方式を採用しています。
実際、シェアバッグを利用することで得られるメリットは多岐にわたります。利用者は環境負荷を削減できるだけではなく、梱包ストレスからも解放されます。さらに、シェアバッグを返却することで取得できるクーポンなどの特典も魅力的です。
参加企業の声
プロジェクトに参画する企業の代表者も、自社のビジョンとプロジェクトの理念が一致していることを強調しています。サザビーリーグHRの陣内社長は、プロジェクトを通じて「多様性を尊重し、共に成長する社会」の実現が近づくと確信しています。
ウィーアーの高橋社長も、この取り組みを通じて新たな働き方の選択肢が提供されることを期待しており、スタッフが活躍できる場を広げることに意欲を見せています。
comveyの梶田社長は、「美しい物流をつくる」というビジョンを掲げ、障がい者が自らの能力を最大限に発揮できる環境作りを進めています。
社会の未来に向けて
このプロジェクトを通じて、comveyは障がい者が活躍できる場をさらに広げ、企業同士の交流を深めることで社会全体がより良い方向へ進むことを期待しています。今後は、より多くの企業と連携を取りながら、「みんながよろこぶ社会」を実現するための取り組みを推進していく予定です。
また、2025年5月3日には、BS朝日「Fresh Faces -アタラシイヒト- (kewpie presents)」において本プロジェクトの紹介が予定されています。詳細な情報については、公式サイトやアーカイブ動画をご覧ください。