大阪アジアン映画祭での記念すべき日本初上映『蒙古馬を殺す』の魅力

映画ファンの皆様に朗報です！2025年3月14日から23日まで開催される「第20回大阪アジアン映画祭」において、注目の作品『蒙古馬を殺す（原題：To Kill a Mongolian Horse）』が日本初上映されることが決まりました。この作品は、特定非営利活動法人映像産業振興機構（VIPO）が授与するVIPO Film Awardを受賞したもので、その完成度には期待が高まります。

作品の概要

『蒙古馬を殺す』は、内モンゴル出身の監督、チアン・シャオシュエン氏が手掛けた作品です。本作は2024年にベネチア国際映画祭でオーサーズ・アンダー40賞監督・脚本賞を受賞し、その後も数々の国際映画祭で上映されている話題作。配信提供元はマレーシア、香港、アメリカ、韓国、日本、タイで、モンゴル語と中国語で制作されています。

この映画は、モンゴルの草原で牧畜と馬術ショーのパフォーマンスを生業としている男の物語を描いています。気候変動が彼の生活に影響を与え、苦境に立たされている中、彼の民族の文化的背景にも焦点を当てています。

上映スケジュールとQ&Aセッション

この映画の劇場公開は、2025年3月17日（月）と23日（日）にテアトル梅田で行われます。特に3月23日の上映後には、チアン監督自身が来日し、Q&Aセッションが予定されています。この貴重な機会に、映画の裏側や制作秘話を直接聞けるチャンスですので、ぜひ劇場に足を運んでみてください。

あらすじとテーマ

冬の草原、サイナという名の騎手から文化パフォーマーに転身した主人公は、昼間は牧場の手入れに従事し、夜は観客に向けて馬上芸を披露します。この作品では、表面的な華やかさの裏に潜む現実を映し出し、サイナが直面する生活の厳しさを描いています。彼は、演技の中で見せる男らしさと、実際の生活環境のギャップに葛藤する姿が印象的です。