資生堂が新たな美容体験を提供するアバターPBPとは?
資生堂ジャパンがついに、公式ECサイト「資生堂オンラインストア」にて画期的なライブコマースを開始しました。この新しい仕組みは、パーソナルビューティーパートナー(PBP)とアバター技術を融合させた「アバターPBP」です。試験的に展開されるこのサービスは、2023年10月22日から始まりました。
変化する化粧品業界と顧客体験の重要性
近年、化粧品業界ではEC購入が一般化し、ただ商品を提供するだけでは顧客満足を達成できない時代に突入しています。顧客がブランドとどのように接するか、つまり「カスタマーエクスペリエンス」の重要性が増しており、資生堂はこの変化に応じて新たなアプローチを模索しました。
このアプローチで重視されたのは、リアル店舗やデジタル環境で培った美容専門性と接客技術をしっかりと生かし、さらに最新のアバター技術を加えたことです。これにより、国内化粧品業界で初となる新しいスタイルの接客を試行することになりました。
アバターPBPの価値とは
「アバター」という存在は、利用者にとってただの相談相手ではなく、共感者として受け入れられる傾向があります。これにより、会話の緊張感や先入観を減少させ、お客様はよりリラックスした状態で美容相談に臨むことが可能になります。
特に若年層においては、購買行動が「体験の重視」へとシフトしています。資生堂は、物語性やエンターテインメント性を兼ね備えたライブ視聴体験を提供することで、より多くの顧客との接点を増やし、新たな発見や美の楽しみを提供します。また、男性化粧品市場の成長に伴い、男性へのアプローチも積極的に行います。
アバターPBPのキャラクター
このライブコマースには、2名のアバターPBPが登場します。
1.
M!ra(ミラ)
スペイン語で「見る」という意味を持つ“ミラ”は、お客様の美しさを引き出す役割を象徴しています。リアル店舗での接客経験を経て、柔軟に最新の美容情報を取り入れ、特にスキンケアに精通しています。お客様個々の肌悩みに寄り添った商品の提案を行います。
2.
Rai(ライ)
名前の由来は「来る、未来」で、新しい価値を提供する存在を象徴しています。明るく元気な性格のライは、ベーシックスキンケアやメンズスキンケア、UVケアの提案を得意とし、さまざまな肌悩みに真摯に向き合います。
両キャラクターがリアルタイムでお客様と交流し、美容情報を発信することで、双方向のコミュニケーションを実現します。紹介された商品はライブ画面上に表示され、タップすることで直接購入ページにアクセスできるため、スムーズな購買体験を提供します。
新しい美容の未来へ
アバターPBPを通じて、資生堂は誰もが気軽にパーソナルな美容体験にアクセスできる環境を整えることを目指しています。実験的な取り組みで得たノウハウを蓄積し、顧客満足度の向上、EC売上拡大を図ることで、次世代の美容体験を切り開いていく予定です。
ライブコマースを通じて、より多様な美の価値観が広がることを期待しています。資生堂オンラインストアでのアバターPBPのビジョンにご注目ください。
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