宮城県東部の漁業を支える新しい地域創生プロジェクト
宮城県の東部沿岸部で、新たな挑戦が始まりました。それは、漁業者を中心に地域全体を支援する「宮城県東部沿岸部漁業者支援プロジェクト」の発足です。このプロジェクトは、気仙沼市大島の漁協青年部代表である小松博文氏がリーダーを務め、地域の漁業を支えながら、地域経済を活性化するための地方創生の取り組みとして立ち上げられました。
プロジェクトの背景について
宮城県東部沿岸部は、豊かな漁業資源を有する一方で、少子高齢化や漁業基盤の老朽化といった深刻な問題に直面しています。震災からの復興が進む中でも、持続可能な支援モデルの構築が求められる時期に、福井たかまさ氏の提案でこのプロジェクトが始動しました。地域住民、漁業者、支援者が協力し合い、地域課題に取り組む体制が必要だという認識が一致したことが、プロジェクト立ち上げの原動力となりました。
プロジェクトの目的と具体的な取り組み
このプロジェクトでは、「つながりファンディング」を活用して特産品のブランド化や販路の拡大を図り、地域の観光資源を活用し、地域住民が主導する地域づくりを目指します。
具体的には、以下の取り組みが行われる予定です。
- - 特産品の支援強化: 地元の漁業者が生産した新鮮な海産物の販路を拡大し、収益の向上を目指します。
- - 観光との融合: 漁業を観光資源として再構築し、地域の文化を体験できるイベントを計画し、地域ブランドの確立を試みます。
- - 住民主体の運営: 地域の声を大切にし、次世代のリーダーを育成するためのプロジェクト運営に地域住民が主体となります。
地域アンバサダーの任命とSNS発信
プロジェクトでは、地元住民や若者を「現代の浦島太郎」と「乙姫」として任命し、SNSや動画コンテンツを通じて地域の魅力を発信します。この取り組みにより、観光客や支援者とのつながりを深めることを目指しています。
地域イベントの予定
また、漁業と観光を融合させた地域イベントも計画されています。地元漁業者の新鮮な海産物を販売し、収益を地域に還元する特産品販売に加え、プロジェクションマッピングを用いた地域文化の演出や、地域の住民と観光客が一体となって夜空に希望を込めたLEDバルーンを打ち上げるイベントも実施される予定です。
プロジェクトメンバーの紹介
このプロジェクトには、地域の課題に肌で触れ、前向きに支援に取り組む様々なメンバーが揃っています。
- - 小松博文氏: 気仙沼市大島漁協青年部代表として、プロジェクトリーダーを務めます。
- - 守屋守武氏: 宮城県議会議員として地域住民の声を政策に反映します。
- - 福井たかまさ氏: 前宮城県議会議員として、交流を大切にし支援します。
- - 深松栞氏: 仙台reborn株式会社の専務として、地域の魅力を発信するサポート担当。
- - 一條一平氏: 湯主一條を代表し、地域の文化を活かした取組に参加。
- - 木ノ根雄志氏: 株式会社ファーストイノベーションの代表としてWEB領域で支援。
- - 梶川隆史氏: 地域の活性化を担当。イベント運営や文化振興に貢献。
- - 澁谷裕花氏: 地域との調整役で広報を担当し、現場の声を大切にする。
結び
「宮城県東部沿岸部漁業者支援プロジェクト」は、地域住民と支援者が力を合わせ、新しい地方創生のモデルを描く試みです。気仙沼市大島を拠点に、「龍宮プロジェクト」として、地域全体の持続的な発展に寄与することを目指します。
皆様の温かいご支援とご協力を心よりお待ちしております。