飛騨市が伝える「やさしさ」の形
岐阜県飛騨市が新たに公開した映像作品「やさしさってなんだろう」では、医療・介護現場における“やさしさ”をテーマに、日常の交流を描き出しています。このプロジェクトは、スタッフや利用者の微細なコミュニケーションを音や映像でリアルに表現し、観る人々にその大切さを伝えることを目的としています。
医療・介護現場が抱える課題
飛騨市は高齢化と人口減少が進んでいる地域です。これにより医療・介護分野では人手不足が深刻化しています。直近の数年では、グループホームやデイサービスの縮小に伴って、病院も病床を減少させざるを得なくなっています。そんな厳しい環境の中、スタッフたちは利用者との信頼関係を深めるために日々努力を続けています。こうした背景から、医療・介護の現場における“やさしさ”がますます重要視されているのです。
「CHOTTOKIITE!」プロジェクトの理念
このプロジェクトの名は「CHOTTOKIITE!」で、見えにくい価値を音と映像で表現し、地域の人々の理解を深めることを目指しています。コラボレーションする音楽家、谷澤智文氏は、現場でのやり取りから生まれる音を収録し、それを基に心を温める音楽を制作しました。彼は「ありがとう」の声や、利用者とスタッフの歩く音など、日常の音に焦点を当て、真に温かみのあるメロディに仕上げました。この作品は、医療・介護の現場に息づく現実を、視覚と聴覚の両方で感じ取らせるものです。
映像作品「やさしさってなんだろう」
映像作品は、医療・介護現場での一瞬一瞬の美しさを捉えたドキュメンタリー的な内容です。スタッフの表情や利用者の笑顔が映し出され、日常の中にある“やさしさ”の数々が丁寧に描かれています。視聴者はこの映像を通じて、医療・介護の現場が持つ温かさを実感するでしょう。
市民参加型の写真キャンペーン
プロジェクトに関連して、「ありがとう #やさしい飛騨市」と題した写真キャンペーンも始まります。市民は日常の中で感じた“やさしい瞬間”を撮影し、応募することができます。選ばれた写真は、谷澤氏の楽曲と共にスライドショー映像として配信予定です。この取り組みは地域の理解と応援を深め、みんなで支え合う関係を築く機会となります。
未来への展望
飛騨市では今後、SNSを通じての情報発信を行い、医療・介護の現場に寄せる市民の関心を高めていく計画です。また、一時休止していたボランティア活動も再開し、地域全体での支え合いが期待されています。このプロジェクトは、単なる活動にとどまらず、地域の皆さんと共に温かい支え合いの輪を広げることができることを目指しています。谷澤氏も「この取り組みが現場で頑張る人々の励みとなり、多くの方に興味を持ってもらえれば」と、積極的に関与しています。これからの展開にぜひ注目してみてください。
問い合わせ先
岐阜県飛騨市地域包括ケア課
電話:0577-73-6233
地域の魅力を再発見
飛騨市は自然豊かな環境に恵まれ、ユネスコ無形文化遺産に認定された祭りや、アニメ映画のモデル地など、さまざまな地域資源が魅力です。この地で新たに生まれる医療・介護の”やさしさ”を、ぜひ体感してください。