医療用ヒアルロン酸製剤の承認取得に向けた業務提携の新展開

近年、美容医療の進化に伴い、医療用ヒアルロン酸（HA）製剤に対する需要が高まっています。そして、その分野で注目を集めているのが、株式会社シンクスヘルスケアとLG Chem Ltd.の戦略的業務提携です。この提携は、医療用ヒアルロン酸製剤の日本国内でのPMDA認可取得を目指しています。

契約締結の背景

この提携は、2025年7月31日の取締役会での決議を経て、2025年9月22日に正式に契約が締結されました。シンクスヘルスケア社は美容医療分野に力を入れており、最新のヒアルロン酸製剤の導入に向け、LG Chemと協力することで、品質の高い製品を市場に投入しようとしています。

LG Chemは、韓国を拠点にし、先端素材やライフサイエンスなど幅広い事業を展開する企業です。医薬品の開発やバイオ分野においても確かな実績を持ち、化学と生物技術の融合によって新しいソリューションを提供しています。

今後の展開

シンクスヘルスケアとLG Chemの提携が実を結ぶのは、2026年2月に予定されている医療用ヒアルロン酸製剤の発売です。この製品の上市による売上は、3000万円を見込んでおり、現行の業績見通しにすでに反映されています。

シンクスヘルスケアとLG Chemの強み

シンクスヘルスケアは、世界の最新美容医療技術を日本に導入する役割を担っており、安全性やスピードを重視しています。またマーケティング調査や経営支援、クリニック開業支援なども手掛けており、幅広いサポート体制を整えています。

一方、LG Chemは医薬品開発の分野において先進的な技術を有しており、特に電池材料や医療用素材の分野での強みがあります。この二社の提携によって、新たなイノベーションが生まれることが期待されています。