「パンおいしいまま」が誇るイノベーション
3月1日に中国・上海で開催された第33回華東輸出入商品交易会において、機能素材株式会社の『パンおいしいまま』がプロダクトイノベーション賞を受賞しました。これは、中国の主要貿易イベントであり、約3,250社が参加し、115,000平方メートルにも及ぶ展示が行われる中での出来事です。この賞は、イノベーションの重要性を称えるために44社に贈られたものであり、その中に日本企業が選ばれたことは大変喜ばしい出来事です。
機能素材株式会社の代表取締役、岡村岳尚氏は、「プロダクトイノベーション賞を受賞して大変驚き、光栄に思います」とコメントしています。彼が紹介した『パンおいしいまま』は、パンの風味を保持するために設計された特別な保存袋です。この袋は、熱伝導性を高め、霜が発生しにくい薄くて丈夫なフィルムで作られており、焼き立てのパンを美味しい状態で長期間保存することが可能です。
パンの文化が広がる中国
近年、中国におけるパン文化は急速に発展しています。以前は「パンを食べない」という声も多かったですが、フランスやイギリス、日本のベーカリーが盛況を呈し、多くの人々に親しまれるようになりました。しかし一方で、中国ではパンを冷凍保存する習慣はまだ広まっていないのが現状です。そんな中で、『パンおいしいまま』が一役買おうとしています。
岡村氏は、「私たちの目標は、革新的な製品を中国市場に導入し、新しいライフスタイルを提供することです」と話します。これまでのパンの食べ方を見直し、家庭でも気軽に美味しいパンを楽しむための新しい保存技術が求められています。『パンおいしいまま』を使用することで、家庭でも焼き立ての風味を簡単に保つことができます。
市場導入の可能性とニーズ
この革新は、身近な技術でありながら、海外での評価を受けることができたことに感慨深いものがあります。パンを冷凍することの利便性を広めることで、より多くの人々に美味しいパンを楽しんでもらえると同時に、家庭での料理スタイルにも変化が訪れるかもしれません。
日本の冷凍保存技術が中国市場で受け入れられることによって、家庭での食文化に変化をもたらすことは大変意義深いことです。
参加企業の活躍と今後の展望
華東交易会実行委員会では、企画・運営を株式会社ビジネスガイド社が手掛けており、同社は大塚製薬グループや石川県など、15の日本企業や地方自治体を代表して参加しました。このようなイベントが、さらなる国際貿易や企業間の連携を促進し、日本の優れた技術や文化の魅力を世界に発信する機会になれば、日中間の交流が深化することが期待されます。
機能素材株式会社の情報
機能素材株式会社は、そんな革新的な製品をさらに広めていくため、今後も技術の向上と共に、パン食の文化を広める活動に力を入れていくとのことです。
興味のある方は、ぜひ公式ウェブサイトをチェックして、新しい保存の形を体験してみてください。
機能素材株式会社公式サイト
- - 過去の受賞歴により、製品の信頼性も高まっています。
- 第28回グルメ&ダイニングスタイルショー大賞受賞。
- 第35回高知県地場産業大賞奨励賞受賞。
- テストする女性誌LDKによる「パン保存袋」調査で最高評価のBestBuyを獲得。
『パンおいしいまま』が中国市場でどのように受け入れられ、パン文化の発展に寄与していくのか、これからの展開に期待が高まります。