メガネの日を機に、視力支援プロジェクトが始動!
毎年10月1日は「メガネの日」として広く認知されていますが、その理由は単に眼鏡を愛用することを促すだけではありません。今年も多くの眼鏡専門店による大規模なキャンペーンが行われ、特に注目されるのが株式会社ビジョンメガネの取り組みです。
不要な眼鏡を世界へ
ビジョンメガネでは、不要になった眼鏡やサングラスを店頭で回収し、それをグローバルサウス、つまり新興国や途上国に寄贈する活動を続けています。この取り組みは、2022年10月から始まり、すでに5,500本以上の眼鏡がカンボジアやマレーシアなど、視力に課題を抱える地域の患者さんへと届けられています。
特にカンボジアでは、著名な眼科医からの強いメッセージが寄せられています。加藤寛彬医師は、紫外線が原因で失明につながる白内障を抱える患者が多く、サングラスの必要性が高まっている現状を報告。日本ではそれほど日常的ではない紫外線の影響が、カンボジアの若い世代にも早くから及んでいることを伺わせます。
サングラス回収を強化
この現状を受けて、ビジョンメガネは今後のサングラスの回収に一層力を入れる意向です。紫外線対策は、メガネ以上にサングラスが重要視されるため、より多くのサングラスを寄贈することでカンボジアをはじめとする地域に貢献したいと考えています。寄贈先では、現地の病院や学校と連携し、利用者の手に届くよう尽力しています。
どんな眼鏡でも歓迎!
そして、この回収活動は、他社製品も対象。状態を問わず、壊れていても引き取ります。不要な眼鏡やサングラスを持っていくと、購入特典として店内で使える5%の割引も用意されています。この特典は、回収する眼鏡を店頭に持参することで受けられ、普段使いするアイテムをより安く手に入れるチャンスとなります。
回収された眼鏡は、利活用の可否を精査し、再利用可能なものはライオンズクラブ国際協会を通じて寄贈されます。再利用が難しいものについては、適切に分別し、廃棄処分されるため、環境にも配慮した取り組みと言えます。
SDGsへの貢献
この活動は、ただの寄贈だけではなく、世界が抱える視力問題への解決策となりつつあります。2019年に発表された世界保健機関(WHO)の報告書によれば、8億人以上が眼鏡を手に入れられずに毎日不便な生活を送っているとされています。ビジョンメガネは、この現状を受けて、支援が必要な地域へのリサイクル眼鏡配布を通じて、SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」実現に向けた貢献を続けています。
ビジョンメガネの取り組みによって、視力を取り戻し笑顔になる利用者たちを見ることができるのは、私たちも心温まる思いです。全国に広がるこの善意の輪が、もっと多くの人々に届くことを願うばかりです。ぜひ、皆さんも不要な眼鏡を持参して、世界に「見える」ことの喜びを広める手助けをしてみませんか?
会社情報
株式会社ビジョンメガネは、大阪府に本社を置く眼鏡・コンタクトレンズ・補聴器などの小売専門店チェーンです。1976年に創業し、全国に101店舗を展開。個人の視力改善だけでなく、社会貢献にも力を入れている企業です。