こんにゃくと先進技術が切り開く防災の未来と食の新提案
神戸市で、こんにゃくを基にした新しい防災食が試みられます。この度、株式会社NINZIAが共催するイベント「1.17 食で灯す防災の未来」が開催されることが決定しました。このイベントは、阪神淡路大震災から31年を迎える神戸にて、食をテーマに人々の防災意識を高めることを狙いとしています。
イベントの概要と目的
日時と場所
このイベントは、2026年1月17日(土)11:00から14:00の間、元町高架下のガストロスタジオ「食と農078」で行われます。参加費は無料で、一部の飲食は有料になります。
参加の意義
政府は2035年までに事業継続計画(BCP)の策定率向上を目指していますが、依然として多くの企業が防災対策に不安を抱えています。NINZIAの調査によれば、職場の備蓄状況を知らない人々が約75%を占め、備えている場所すら知らないといった現実があります。これを受け、NINZIAは「NINZIA BOSAI」というブランドを立ち上げ、日常と非常時の食品の境界を取り払った新たな「フェーズフリー」な食の在り方を提案しています。
3つの体験で学ぶ防災
イベントでは、以下のような体験が提供されます。
1. 食べる
防災食として、NINZIAが開発したこんにゃくを用いた「プラントベースの防災カレー」が振る舞われます。このカレーは、常温でも美味しさが維持できるよう設計されており、動物性素材に頼らない濃厚な味わいが実現されています。アレルギーやヴィーガン、ハラールに対応したこのカレーは、多様なニーズを持つ方々にも安心して楽しんでもらえる内容です。
2. 知る
最新の防災技術の紹介も行われます。アクティブローリングストックシステムやディスプレイストレージといった新しい防災食についての体験を通じて、参加者は次世代の防災を感じることができます。
3. 触れる
さらに、停電時でも使用できるオフグリッドの冷蔵トレーラーが展示されます。これにより、非常時でも食材の鮮度を保つための技術を見る機会が提供され、災害時の食材管理に迫ることができます。
食と農078とは
「食と農078」は、神戸市元町高架下エリアに設立された、食と農に特化したスタートアップスタジオです。ここでは、ガストロノミーと最先端のテクノロジーを融合させ、地域の食文化の再構築を図っています。国内外への「食」を発信する拠点としての役割も担っています。
NINZIAの取り組み
株式会社NINZIAは、こんにゃく独自の特性を生かした食品開発を行っており、健康を意識した食材の提供を目指しています。2025年には1億円の資金調達を達成し、アメリカ市場やASEAN市場へも展開を図っています。安全で美味しい食の未来を築くため、持続可能な技術を駆使した新しい食の形を提供しています。
結論
この「1.17 食で灯す防災の未来」イベントは、ただの防災食の紹介に留まらず、食文化の豊かさや食品技術の重要性を体感できる貴重な機会です。皆さんもぜひ参加してみてはいかがでしょうか。