牛乳の日に知るべき、少人数世帯向け牛乳の実態とは
6月1日は「牛乳の日」。この日をきっかけに、雪印メグミルク株式会社が行った調査から、現代の少人数世帯がどのように牛乳を取り入れているかを深掘りしてみましょう。過去70年の間で、世帯人数が大きく変わってきたことが分かります。
少人数世帯の増加とその影響
厚生労働省のデータによると、総世帯数は1953年からこの70年間で3倍以上に増加しましたが、平均世帯人数は5人から2.23人に減少しました。この変化により、「単独世帯」が34%を占め、夫婦のみの世帯と合わせると約6割に達しています。月間800万本以上の牛乳が消費される中、少人数世帯における牛乳の飲用実態はどのようなのでしょうか。
調査の結果から見える牛乳の現実
雪印メグミルクによる調査では、少人数世帯の約42%が2週間に1本、または1か月に1本の購入頻度を示しました。特に、900~1000mlの大容量サイズの牛乳を購入する傾向が強く、8割以上がこのサイズを選んでいます。しかし、少人数世帯ではその容量を飲み切れないことが多く、約3割の人が牛乳を捨てた経験があると回答しました。
牛乳廃棄の主な理由
捨てた理由の中で最も多いのは「賞味期限切れ」で、なんと80%以上の人がこの理由を挙げています。捨てる量は200ml以下が多いですが、家庭ごとにその状況は異なります。この結果からも、少人数に適した容量の牛乳の必要性が伺えます。
ニーズに応える750ml牛乳
こうした実態を受け、雪印メグミルクは750mlの「雪印メグミルクおいしい牛乳」を関東エリアで3月から先行販売を開始しました。中間的な容量を求める声が多かったため、この商品はまさに多くの消費者のニーズに応じたものです。特に「900mlでは多すぎる」と感じる人にはぴったりのサイズで、フードロス削減にも寄与しています。
牛乳の新しい楽しみ方
牛乳は、そのまま飲むだけでなく、スムージーや料理、デザート作りにと活用できる万能な飲み物です。750mlのサイズなら、さまざまな形で使うことができ、冷蔵庫にも収まりやすいのでとても便利です。少人数世帯の皆さんには、この新しい選択肢をぜひ試してみてほしいです。
次世代に向けた取り組み
国連食糧農業機関(FAO)では6月1日を「世界牛乳の日」としており、日本でも「牛乳の日」として牛乳の重要性を再認識する日とされています。雪印メグミルクは、今後もフードロス削減など、持続可能な生活を送るための取り組みを進めていく予定です。
この牛乳の新たなラインナップは、少人数世帯の生活スタイルにフィットするだけでなく、食卓がより豊かになることを期待させます。お客様のライフスタイルに寄り添った商品を提供することが、これからの課題といえるでしょう。
ぜひ750mlの牛乳を手に取って、日々の生活に取り入れてみてください。おいしさと便利さを両立させた新たな牛乳の楽しみ方をぜひ体験してみてはいかがでしょうか。