2025年毎日ファッション大賞の受賞者が決定!
2025年の「毎日ファッション大賞」の受賞者が発表されました。この賞は、ファッション界での優れた業績を称えることを目的に毎年行われ、今年は特に注目のデザイナーたちが選出されました。
大賞受賞者のプロフィール
岩井良太(AURALEE)
大賞に輝いたのは、AURALEEのデザイナー、岩井良太さんです。1983年に生まれた岩井さんは、大学卒業後、文化服装学院でパタンナーやデザイナーの経験を積みました。2015年に自身のブランド「AURALEE」を立ち上げ、以来高品質な素材選びと丁寧な縫製にこだわり続けています。
現代のエイジレスかつジェンダーレスなスタイルは、国内外で高く評価され、ファン層を広げています。岩井さんは、17年に南青山に初の直営店を開き、その翌年からはパリでのコレクション発表も開始。2018年には「FASHION PRIZE OF TOKYO」を受賞し、その才能が国際的にも認められています。
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新人賞・資生堂奨励賞
⾈⼭瑛美(FETICO)
新人賞と資生堂奨励賞には、FETICOのデザイナー⾈⼭瑛美さんが受賞しました。1986年生まれの⾈⼭さんは、留学後にエスモードジャポンを卒業し、2020年に自ブランドを立ち上げました。彼女のデザインは独自の美意識や身体観に基づいており、上品な曲線美を追求しています。
特に、22年には「JFW NEXT BRAND AWARD2023」や「TOKYO FASHION AWARD2023」を受賞し、その革新性が認められました。また、国内の職人と連携し、愛される服作りに取り組んでいます。今後も注目の存在として、その活動が期待されています。
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鯨岡阿美子賞
宮浦晋哉
「鯨岡阿美子賞」を受賞したのは、株式会社糸編の代表取締役、宮浦晋哉さん。彼は1987年生まれで、ロンドン留学を経て、2017年に会社を設立しました。日本のものづくりに貢献するビジョンの元、地域産業を支援すべく多角的なプロジェクトを展開しています。
若者の関心を引き出す活動や、産地の支援にも力を入れており、非常に意義深い取り組みが評価されました。
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話題賞と選考委員特別賞
YKK株式会社と皆川明
話題賞はYKK株式会社の「YKKファスニングアワード」が受賞しました。この賞は若手クリエーターの支援を目的としており、今年で25回目を迎えています。新たに設けられた「Circular Design特別賞」が注目を集めています。
一方、選考委員特別賞には「minä perhonen」の皆川明さんが選ばれました。皆川さんはオリジナルのテキスタイルデザインを展開し、自然をモチーフにした持続可能なものづくりを追求しています。
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まとめ
毎日ファッション大賞は、新たな才能を発掘し、ファッション界の振興を図る重要なイベントです。2025年の受賞者たちの活躍を通じて、今後も日本のファッションシーンがますます豊かになることを期待しています。受賞者インタビューを含む特集記事は、10月中旬の毎日新聞に掲載予定ですので、お楽しみに!