叶匠寿庵の竹紙
2025-09-12 11:29:12

叶匠寿庵がエコに配慮した新しい包装紙を導入!国産竹100%で環境保全に貢献

叶匠寿庵が新たに始める環境への挑戦



滋賀県大津市に本社を置く和菓子屋「株式会社 叶 匠寿庵」は、2025年10月から全店舗およびオンラインショップで新しい包装紙、通称「竹紙100ナチュラル」の使用を開始します。この包装紙は、日本国内で伐採される竹を100%使用し、環境への負荷を軽減することが期待されています。

竹紙の導入背景



日本では竹が豊富に育ち、竹林は景観や生態系のバランスを保つために重要な役割を果たしていますが、伐採後の竹は処分に困るケースが多いのが現状です。こうした問題に対し、叶匠寿庵は竹を活用することで、里山の保全や地域の経済活性化に寄与しようとしています。竹紙は自然環境に優しく、持続可能な素材として注目されています。

独自のデザインも継承



叶匠寿庵は創業以来、琵琶湖とその周囲をテーマにしたオリジナルの包装紙を使ってきました。新たに導入する「竹紙100ナチュラル」も、この美しい地元の風景を反映したデザインが施され、近江の伝説を残す歌も添えられています。地元愛と環境保全への意識が組み合わされ、感動的なパッケージングが実現されています。

環境保全への取り組み



この新しい包装紙の導入に伴い、包装方法も一部見直される予定です。さらに、使用後は便箋やポチ袋として再利用可能な工夫が施され、消費者にもエコロジカルな選択肢を提供します。これにより、叶匠寿庵は単なる商品の供給者ではなく、環境への責任を持つ企業としての自覚を新たにしています。

マイバッグ持参への協力



叶匠寿庵は、2020年から紙製手提げ袋の有料化を開始し、顧客にマイバッグ持参を呼び掛けています。その収益の一部は琵琶湖の環境保全に寄付されるなど、地域社会にも貢献しています。現在は古紙や植物性インキを使用した紙袋を導入するなど、環境意識を持った製品提供を進めています。

未来志向の企業



叶匠寿庵はそのアプローチを通じて、環境省から「自然共生サイト」として認定され、また「しが生物多様性取組認証」も受けています。このような取り組みは、菓子作りの過程で自然との共生を図る姿勢の表れです。

資本金7980万円を持つ同社は、和洋菓子の製造や販売を行い、地域に根付いた文化を大切にしながら、これからも持続可能な事業展開を続けていくでしょう。新しい包装紙の導入は、その第一歩として、さらなる発展を期待させます。

葉の優しい風合いと、竹の持つ特性を活かした「竹紙100ナチュラル」。この取り組みが、消費者との結びつきをより強固にし、環境問題への理解が広がるきっかけとなることを願ってやみません。


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