宝島社の「Fem&プロジェクト」がつなぐ未来
宝島社は、女性誌のトップシェアを持つ企業で、最近注目を集めているのが「もっと話そう! Fem&プロジェクト」です。このプロジェクトは、女性の健康や権利について、特に社会全体での理解と認識を促進するための取り組みです。2026年1月20日、神奈川県横浜市のサレジオ学院高等学校で行われた性教育授業は、その一環として実施されました。
今回の授業は、高校2年生174名を対象とし、テーマは「25歳の男になるために。~女性医学から学ぶ〈知る・想像する・尊重する〉という力~」でした。講師には、よしかた産婦人科分院の院長であり、横浜市立大学の非常勤講師でもある産婦人科医・粒来拓(つぶらい・たく)先生が招かれました。さらに、『大人のおしゃれ手帖』の編集長である橘真子さんも参加し、生徒たちに貴重なお話をしてくれました。
授業内容と生徒の反応
授業では、月経や女性特有の体調不良などの基礎知識を学びながら、以下の重要なテーマについても取り上げられました。
1.
痛みや不調は外からは見えにくいこと
2.
想像することが、相手を尊重する行為につながること
3.
「正解のない問い」にどう向き合うか
粒来先生は、自身の経験を交えながら、これらのテーマについて語りました。授業に参加した生徒たちからは積極的な意見が寄せられ、「生理の痛さが具体的に理解できた」とか、「自分が考えるべきことの重要性に気づいた」といった感想が印象的でした。
特に興味深いのは、生徒たちがこれまでの価値観を見直し、パートナーとの関係や理解についての意識向上を感じたことです。「女性を労わることしか考えていなかった」と語る生徒もおり、性教育がもたらす新たな視点の重要性が実感されます。
「Fem&プロジェクト」の意義
「Fem&プロジェクト」は、タブー視されがちな女性の健康問題について語ることを推進し、ニーズが高まる社会に対応する活動です。男女問わず知識を深め、理解を広めることで、より良い社会を築くための基盤を作り出こうとしています。
今回の取り組みは、その試みの一部分であり、今後も様々な学校や団体と連携しながら性教育や女性の健康課題に真摯に向き合っていく予定です。
未来を担う世代へのメッセージ
粒来先生は、授業を通じて「想像力と尊重する力、知識をもとに柔軟な思考と行動する力」を身につけることの重要性を強調しました。生徒たちが真剣に受け止め、自身の未来について考えるきっかけとなったことは、今後の彼らの成長に大きな影響を与えることでしょう。性教育は単なる知識の習得にとどまらず、彼らが社会で生きる上で必要な思考スキルを育む重要な授業であると言えます。
今後もプロジェクトの取り組みを注視し、さらなる活動の拡大に期待したいものです。