熊本の伝統を守る!高校生への食育特別授業の裏側
熊本を代表する馬刺し専門店、株式会社利他フーズが、地域の未来を担う高校生たちに特別授業を行いました。テーマは「食べること、命をいただくこと」。この授業には、熊本市立必由館高校の生徒25名が参加し、馬肉および馬肉専門醤油を通じて、命の重みやその責任について学びました。
食育の重要性と地域貢献
利他フーズの代表取締役、猪本真也氏は、企業の社会的責任として地域の文化と食を守ることを強調しています。この授業は、若者たちに「食がどのように命に繋がっているか」を伝え、自らのキャリア形成や地域愛への興味を広げるための試みです。
生徒たちは、実際に馬肉に触れ、切り方や盛り付けを体験する中で、地域の恵みを直に感じました。「馬肉を食べることはどういうことか?」という問いを考えながら、実際の食事を通じてその答えに迫るという、非常に貴重な経験を提供しました。
授業内容の詳細
授業は大きく分けて、4つのセッションから構成されました。
1. 会社紹介
最初に人事担当者が、利他フーズの業務内容や働くことの意義について、生徒たちに問いかけました。これは、キャリア形成の観点から若者たちに自分自身を見つめ直すきっかけを提供しました。
2. 代表講話
代表取締役の倉崎好太郎氏が、自らの経験を基に事業の背景や命を預かることの責任について直接講話をしました。「なぜ馬肉という伝統食を守り続けるのか」を中心に、地域生産者との絆やビジネスの内部での葛藤についても触れていました。これにより、生徒たちは食文化を維持することの重要性を理解できたことでしょう。
3. 実践的な体験
次に、生徒たちは高品質な馬刺しを実際に切り、盛り付け、味わう体験が行われました。馬刺し専用の醤油とともに、地元の食材を大切にする意義を身体で学ぶことができました。それぞれの味を通じて、命の大切さ、地域の恵みを感じる貴重な機会となりました。
4. 探究学習のサポート
最後に、生徒たちは「命をおいしくいただく」ことについて考える時間が設けられ、専門的な視点からアドバイスを受けました。自分自身が何を学び取ったか、そしてそれをどのように活かしていくかをじっくり考える時間も大切な要素となりました。
終わりに
倉崎氏は「仕事とは誰かを幸せにするための手段であると考えています。私たちが扱う馬肉は、命をいただく仕事。その厳しさを知るからこそ、熊本の食文化をつなげていく責任があるのです。今回の講義や体験を通じて、自分の住む熊本の誇りを感じ、自分にもできることを考えてもらえたら嬉しいです。」と語りました。このような取り組みを通じて、未来を担う若者たちが地域に愛着を持ち、食の大切さを理解することを期待しています。