感動のミュージカル
2025-08-21 11:05:08

心に響く家族の物語「LIGHT YEARS -幾光年-」東京公演を振り返る

80年目の被爆をテーマにした感動のミュージカル『LIGHT YEARS -幾光年-』



2025年夏、東京の有楽町マリオン別館で上演されたミュージカル『LIGHT YEARS -幾光年-』は、被爆80年を機に誕生しました。この作品は、著名な作曲家・都倉俊一氏が作り上げたもので、彼自身の過去の作品『OUT OF THE BLUE』を再構築した内容となっています。主演には若手実力派の大原櫻子が選ばれ、特別出演には松坂慶子が参加しました。この公演は全3回が満席となり、多くの観客から好評を得ました。

家族の絆と平和への祈りを描く物語



本作は、長崎で原爆の被害を受けた母、娘、孫娘の4世代にわたる家族の物語を通じ、苦難と希望のメッセージを届けます。物語は、ヒデコ(愛加あゆ)の母を、特にその娘ハナ(坪井木の実)と孫娘ヒデミ(大原櫻子)が中心となって描かれます。松坂慶子が語り部として全体のストーリーをつなぐ役割を果たし、ハナが過去をヒデミに語りつつ、さまざまな視点から家族の歴史を見つめ直すストーリーが展開されます。

織りなす感情の交差点



劇中では、アメリカ人の父と日本人の母、そして叔父との複雑な関係が描かれます。悲しみや憎しみ、葛藤の中から生まれる家族の愛が、ヒデミの成長を通じて表現されるのです。大原櫻子の圧巻の歌唱力と演技によって、ハナとヒデミの2役を見事にこなしました。観客は、彼女の表現に心を打たれ、毎回の公演後には温かい拍手が送られました。

未来への希望と伝えるメッセージ



都倉俊一氏は、「被爆体験を風化させてはいけない。そのためにも、平和への思いをこの作品に託して未来につなげたい」と語ります。このミュージカルは、観客に平和の重要性を再認識させる力を持っており、ただのエンターテイメントに留まらず、感情に深く訴えかける作品としての位置付けを確立しています。

実施概要や今後の展望



『LIGHT YEARS -幾光年-』は今後、全国各地及び海外での公演も計画されています。詳細な日程は公式Webサイト(https://ikukounen.com/)で確認できます。また、公演の詳細には、出演者の豪華なラインナップが並び、期待が高まります。

家族愛や人類愛をテーマに、生きる勇気や希望を感じさせるこのミュージカルが、多くの人々に愛され続けることを願っています。観劇後には、その感動を他者と共有することで、平和への思いを広げていくことも大切です。さあ、次回の公演に足を運んで、心に響くメッセージを体験してみてはいかがでしょうか。


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