京都発の香りの新たなトレンド
京都に拠点を置くデザインと心を込めたオーダーメイドフレグランスの専門店「MY ONLY FRAGRANCE」が、2025年の初めに行った調査で、オンラインショップにおける香りの「リピート率ランキング」を初公開しました。このリランキングは単に販売数を基準にしたものではなく、実際に再購入された香りに焦点を当てた結果、見えてきた新たな香りのトレンドをご紹介します。
オンラインショップ人気香りランキング
調査によると、2025年1月1日から9月30日の間に集計された結果、リピート率が最も高いのはオーダーメイドの香りでした。この香りは、店頭でフレグランスアドバイザーとともに調合した、自分だけの特別な香りです。続けて「イヴ」や「カウボーイ」など、特別な世界観を持った香りが人気を集めています。
リピート率ランキング
1.
オーダーメイドの香り (再購入率:100%)
2.
ボヌール (隠れ名品の支持を受けた香り)
3.
イヴ
4.
紅茶
5.
カウボーイ
このように、しっかりとした購入理由がある香りたちの中から、人気の傾向が読み取れます。
隠れ名品としての「ボヌール」
「ボヌール」は販売数は少なめながらも、再購入率が非常に高い香りです。この香りは、爽やかなホワイトティーをイメージし、明るいシトラスとティーの香りからなる、清潔感あふれるフレグランスです。特にこのフレグランスは、使った人たちによって口伝えに広まり、知る人ぞ知る存在として成長しました。
隠れ名品としての香りたち
他にも「バイナ」「潤いの森」「ビロード」などがリピート率の高い香りとして名前を挙げられています。これらは、購入数は少なくても、強い支持を得ている証です。こうした香りを愛用することで、毎日の生活の中で大切な個性を表現できると感じる方も多いようです。
香りのリピートを促す背景
香りの再購入が進む背景には、以下のような理由があります。
- - 自分の定番として継続利用したいという需要。
- - ギフトから始まった「自分用の香り」の繰り返し購入。
- - SNSでの共感や憧れが再購入を後押し。
- - オーダーメイドという体験性が香りを生活の一部として昇華させる。
香りがライフスタイルに進化する時代
昨今、香りは特別な場面だけでなく、日常生活においても重要な役割を果たしています。リモートワークやマスク生活という新しい日常の中で、香りを楽しむことで、癒しや気持ちの盛り上がりを得る行動が広がっています。特にSNSでの共有が、この流れを強めています。今回の調査結果は、香りがもっと生活の中に浸透し、文化資産としての位置を確立しつつあることを示しています。
今後の展望
今後も、MY ONLY FRAGRANCEはより多角的な視点から香りの調査や発信を続けていく予定です。店舗販売や世代、国籍別の嗜好なども考慮し、新たなトレンドとインサイトを皆様にお届けします。また、日本独自の香りの文化を発信しながら、訪日観光客には体験を通して日本の香り文化に親しんでいただく機会を提供いたします。香りのパーソナライズも進め、個々の経験を大切にするアプローチを作り上げていく方針です。これからも、MY ONLY FRAGRANCEは香りを文化的資産として見つめ直し、新しい価値の発信を続けます。