エシカル消費の提案
2025-03-10 15:02:25

エシカルな消費に向けた新たな提案と研究成果の発表

エシカル消費の新たな潮流



最近、エシカル消費が注目を集めています。この流れは、持続可能性や社会的責任を企業に求める消費者の意識の高まりから来ており、製品選択にも多大な影響を与えています。そんな中、CCCMKホールディングス株式会社が推進する「V みんなのエシカルフードラボ」と明治大学商学部の加藤拓巳専任講師との共同による研究成果が、アメリカの学術会議で発表されました。

共同研究の目的と意義



「V みんなのエシカルフードラボ」は、消費者がエシカルな選択をするための手助けをすることを目指しています。この共同研究では、エシカルな要因をどう消費者価値に転換できるのかに焦点を当て、実際の消費者の態度や行動を調査しました。調査結果をもとに、エシカル商品に対する消費者の実際の購買行動を高めるための具体的なコンセプトを開発しました。

研究の具体的なアプローチ



この研究では、約4,000名のV会員を対象にしたアンケートを実施しました。消費者はエシカル商品に対して好意的な意見を持っていても、実際の購買には繋がらないことが課題となっています。その理由として、社会的に望ましい選択をするという心理的な圧力や、具体的に商品の価値が理解されていないことが挙げられます。研究では、このギャップを埋めるためにエシカルな要因を消費者価値に変換する方法を探りました。

エシカル商品の魅力を高める方法



具体的なコンセプト開発の結果、エシカルチョコレートの例では、社会的な問題解決(貧困や児童労働問題)を前面に出すよりも、良い労働条件が生み出す商品品質に焦点を当てることが購買意欲を高めることが明らかになりました。また、アニマルウェルフェアに関する商品の場合も、例えば放牧で育てられた肉や卵の直接的訴求よりも、健康的な特性(運動量が豊富で脂肪分が少ない等)を強調する方が消費者の心に響くという結果が得られました。このように、エシカルな商品をただ名乗るのではなく、その品質や特徴に触れることが重要です。

学術発表の意義



今回の研究は、American Marketing Association Winter Academic Conference 2025と11th International Symposium on Affective Science and Engineeringで採択され、発表されることになりました。これにより、エシカルフードに関する新たな知見が世界中の学術関係者や企業に共有され、さらなる研究やビジネスの発展に繋がることが期待されています。

未来の食に向けて



CCCMKホールディングスは、これからも「Vみんなのエシカルフードラボ」を通じて、消費者、メーカー、流通業者など、食に関わる全てのステークホルダーとの協力のもと、より多くの人にエシカルフードの魅力を広げていくことを目指しています。今後の活動が未来の食文化にどのように影響を与えるのか、非常に楽しみです。

興味のある方は、ぜひ「V みんなのエシカルフードラボ」の公式サイトをチェックしてみてください。これからの食の選択が、持続可能な未来に貢献する手助けとなるでしょう。


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