モデラートの新しい人事制度
東京都渋谷区に本社を置くモデラート株式会社は、「管理職」という単一の目標を廃止し、全社員が「企画人材」として専門性を発揮することを目的とした新たな人事制度を導入しました。この制度は、職級に関係なく社員全員が価値創造の主役となることを目指しています。これにより、社員の自主性や創造力を引き出し、企業の成長に寄与するような環境を整えています。
新制度の背景
2025年9月から試験運用を行ってきた新制度は、約半年間の運用を経て確かな手応えを感じられる成果を上げています。特に、社員が自主的に課題解決に取り組むことで顧客体験の改善や業務効率の向上が見られるようになりました。これは、単なる作業の完遂を求めるのではなく、「現状をどう改善するか」といった視点から社員が考えて行動することが評価される新しい評価基準が導入されたからです。
AIが進化する時代における人間の価値
昨今、AIをはじめとするテクノロジーの発展が著しい中、企業が生き残るためにはAIが代替できない人間ならではの価値を提供する必要性が高まっています。モデラートでは、店舗接客や物流業務など、あらゆる職種を「価値を企画する仕事」と位置付け、すべての社員が自身の能力を活かせるような環境を構築しています。
新制度の3つの柱
新制度の中核となるのは次の3つの要素です。
1.
管理職の概念を廃止し複線型キャリアを構築
管理職を昇進の唯一の目標とする伝統的な考え方を脱却し、スキルや専門性に応じた多様なキャリアパスを提供することを目指しています。報酬も6段階に分けることで、専門性を磨くプロフェッショナルにも即座に処遇を更新できる仕組みが整えられています。
2.
職種を問わない「企画人材」としての評価
接客、事務、物流など、あらゆる職種において、自分たちで「現状をどう良くするか」を考え行動することが評価される新しい基準が設けられました。これにより、柔軟かつ高い視座からの目標設定が可能となり、全社員が創造性を発揮しやすくなっています。
3.
ノーレート方式による報酬分配
「ノーレート方式」を導入し、画一的な評価を省略。社員各自の貢献を丁寧に評価することで、納得のいく報酬を受け取ることができるシステムに移行しました。これにより、実質的な成果に対するインセンティブをより明確にしています。
制度刷新の想い
モデラートが新たな人事制度を導入した背景には、数値目標による管理を手放し、社員の成長や貢献をしっかりと受け止めることが重要だという信念があります。詳しい情報や実際の運用の状況については、彼らの
公式noteで公開されていますので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
モデラートの新しい人事制度は、全社員がクリエイティブな力を発揮し、持続可能な成長を目指す組織へと進化するための重要な一歩です。この取組が他の企業にも広がり、新たな人材育成モデルが創出されることを期待したいですね。