プラントベースの新素材「PlaX」を使ったemmiの春夏コレクション登場!
2025年の春夏シーズンに向けて、レディースブランド「emmi」が新たに植物由来の次世代合成繊維「PlaX」を導入したコレクションを発表します。このコレクションは、Bioworks株式会社が研究開発したもので、環境への負荷を軽減することに貢献している新しい素材です。
「PlaX」とは?
「PlaX」は、サトウキビなどのバイオマスを原料にしたポリ乳酸に、独自の植物由来の添加剤を加えることで、品質や機能を向上させた環境に優しい素材。従来の合成繊維と比べ、その製造時のCO2排出量は大幅に削減され、持続可能なファッションの実現へ向けた重要な一歩となっています。例えば、PlaXに置き換えることで、長繊維の製造時にかかるCO2排出量を70%、短繊維の場合は50%も削減。このように、環境への配慮が行き届いた、サステナブルなファッションを目指す企業の信念が感じられます。
emmiの新コレクション概要
6月12日(木)にはemmi公式オンラインストアにて、サステナブルコレクションの特設ページがオープンし、商品の先行予約もスタートします。全国のemmi直営店舗では、6月19日(木)から販売が開始されます。今回のコレクションでは、製品ごとにCO2排出量を分析し、可視化する取り組みも続けており、製造工程やその影響に関する詳細が公開されることで、消費者にとっても透明性の高い選択肢が提供されることとなります。
「透明性向上プロジェクト」について
近年では、ファッション産業の環境負荷だけでなく、労働環境や人権に対する意識も重要視されています。特に欧州においては、製品のライフサイクル情報を統合管理する「デジタルプロダクトパスポート(DPP)」の導入が進んでおり、このようなシステムがファッション業界にも広がりを見せています。emmiは、このトレンドに則り、「透明性向上プロジェクト」を実施し、製品がどのように作られたのか、そのプロセス情報を開示しています。これにより、消費者は自分が選ぶ製品の背景に目を向けることができ、より意識の高い選択を行えるようになります。
CO2排出量の可視化
LCA(ライフサイクルアセスメント)という手法を用いて、製品の原材料調達から製造、輸送に至るまでの全プロセスで排出されるCO2排出量を分析。これにより、製造時の確認が可能となり、改善も図られています。emmiの春夏コレクションでは、縫製工程において必要電力の45%をソーラー自家発電で賄っている「グリーンファクトリー」を選定することで、CO2排出量を約15~17%削減することに成功しました。
商品ラインナップ
emmiとPlaXのコラボレーション商品には様々なアイテムが用意されています。例えば、オフホワイトやライトベージュなどのカラー展開が魅力的な「クロップドemmiロゴTシャツ」や、タックデザインが特徴的なトップスなど、日常使いしやすいスタイルが登場します。価格も手頃で、サステナブルなファッションが身近になります。
まとめ
環境に優しいファッションを求める声が高まる中で、emmiが取り組んでいるPlaXを用いたコレクションは、単なるトレンドに留まらず、私たちが意識を変えるきっかけになるかもしれません。持続可能な未来を共に目指すため、新たな選択肢を手に取りながら、自分自身のスタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。