ディオールの新たな回顧展「ラ ギャラリー ディオール」
パリのディオール本店「30 モンテーニュ」に位置する「ラ ギャラリー ディオール」が、今年5月21日より新しい回顧展をスタートしました。メゾンの90年以上にわたる歴史を紐解くこの展示では、クリスチャン・ディオールから現代までの進化したファッションを感じ取ることができる貴重な機会となっています。
この新たな展覧会では、約150点のルックやオリジナルのスケッチ、アーカイブ文書、写真などが展示され、訪れる人々はディオールの豊かで永続な遺産を目の前で堪能することができます。特に注目されるのは、ムッシュ・ディオールが生涯を通して築いた芸術家たちとの深い友情が、どのように彼のデザインに影響を与えたのかを深く知ることができる点です。
特に、ダンスに焦点を当てた部屋が今回の展示の目玉です。これはムッシュ・ディオールが1947年に友人のクリスチャン・ベラールからの依頼で考案したバレエ『Treize Danses(13のダンス)』の衣装と、マリア・グラツィア・キウリが2019年に手掛けたシャロン・エヤルとガイ・ベハールによる『Chapter 3: The Brutal Journey of the Heart(チャプター3: 心の残酷な旅)』の衣装が特別に展示されており、ダンスの持つ魔法がファッションと交錯する瞬間を感じることができます。
ダンス、芸術、そしてファッションの融合は、ディオールの創造の根幹にあります。庭園の美しさや舞踏会の魔法、そして「ミス ディオール」プレタポルテ コレクションのクリエイティビティに至るまで多様なテーマが「Chambre aux merveilles(驚異の部屋)」として構成されており、13のテーマがディオールの精神とそれにインスパイアされた情熱を称えています。このように多角的なアプローチで織りなされた展示は、訪れる人々に新しい発見と感動をもたらすことでしょう。
「ラ ギャラリー ディオール」は、火曜日を除く毎日午前11時から午後7時まで開館しており、最終入場は午後5時30分です。この特別な展覧会を通じて、ディオールの魅力を存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。素晴らしいファッションの冒険が、ここに待っています。ぜひその目で体験してください。
更に詳しい情報やお問い合わせは、クリスチャン・ディオールの公式サイトまたは電話(0120-02-1947)で確認することができます。