ヒュンメルと大阪ブルテオンの手話シャツプロジェクト
デンマークのスポーツブランド、ヒュンメルは、大阪ブルテオンと共同で聴覚障がい者支援を目的とした手話シャツを発表しました。このシャツは、12月6日に行われる東京グレートベアーズ戦で選手たちによって着用される予定です。
スポーツを通じた社会貢献
ヒュンメルは「スポーツを通して世界を変える」ことを理念にしており、人権やジェンダーの問題、平和の大切さも訴えています。今回の手話シャツプロジェクトは、こうしたビジョンに基づくもので、過去にもハンドボール日本代表やガンバ大阪といったチームに続いて、大阪ブルテオンが6チーム目の参加となります。
大阪ブルテオンは、エネルギーに満ちた「BLUE」というクラブカラーをもとに、「BRAVE, LEADING, UNITED, ENERGETIC」という4つのキーワードを掲げ地域活性化に努めています。聴覚障がい者への理解を深めるため、プロジェクトに参加することを決めました。
手話を文化として尊重
今回のプロジェクトには、大阪ブルテオンの運営会社であるパナソニックスポーツ株式会社に所属する聴覚障がいの社員も参画しています。彼らは、歴史的背景を踏まえた上で本プロジェクトに関わり、地域に根ざした文化を共に作り出していく意義を語ります。特に大阪は手話が深く根付いた地域であり、その中で新しい観戦体験を提供することを目指しています。
12月6日の試合では、手話シャツを着用して来場された方々に特別な特典として、選手と一緒に集合写真を撮る機会も用意しています。これにより、イベントに参加するすべての人が一緒に楽しむことができるでしょう。
手話シャツのデザインと意味
手話シャツは、視覚的なコミュニケーションを大切にしたデザインが特徴です。笛や音に頼らないデフスポーツの文化を反映し、フラッグの表示で心をひとつにすることがテーマになっています。「心の旗を振ろう」というメッセージを込めたこのシャツは、誰もが参加できるスペシャルなアイテムです。
シャツの胸部には「BLUTEON」が手話とアルファベットで表記されており、背面にはクラブミッション「ALWAYS TO THE TOP, ALL WAYS TOGETHER」が表示されています。このように、手話が生活の中に浸透し、互いの理解が促進されることを願っています。
販売情報と支援活動
この大阪ブルテオン手話シャツの販売は、クラブとヒュンメルのオンラインストア、およびEXPOCITYや門真のヒュンメルショップで行われます。価格は8,800円(税込)でサイズはMからXO2までのユニセックス展開となっています。さらに、試合後には選手が着用したシャツのオークションも予定されており、売上の一部は聴覚障がい者支援活動に寄付されることになっています。
聴覚障がい者への理解を深める手話シャツプロジェクトは、スポーツの力で地域社会をより良く変えていく新しい一歩です。ぜひみなさんも、手話に触れ、支援の輪を広げていきましょう。