松竹映画初のミュージカル『武士の献立』が上演決定!
松竹映画の初めてのミュージカル版『武士の献立』が、東京・草月ホールと石川・能登演劇堂にて上演されることが発表されました。公演は、2025年7月10日から16日まで東京で、8月8日から10日まで石川で行われます。この作品は、2013年に公開された映画を基にしており、江戸時代の加賀藩の包丁侍・舟木伝内親子を描いたヒューマンドラマです。
Alexandrite Stageについて
このミュージカルを手掛けるのは、俳優の野口大輔が設立したプロデュース団体「Alexandrite Stage」です。2017年の設立以来、多彩なジャンルの作品を制作しており、次回作となる時代劇『PRINCESS TOKUGAWA』(2025年10月)や、松本清張原作の舞台『黒革の手帖』(2026年2月)も控えています。
キャストとストーリー
ミュージカル版『武士の献立』では、昨年の舞台版に引き続き、醤油版と味噌版のダブルキャストが採用されています。映画で上戸彩が演じた舟木春の役は、元モーニング娘。の小川麻琴と飯窪春菜が担当。舟木安信役には藤岡勇成とHAYATOが挑み、包丁侍・舟木伝内役は和泉元彌が務めます。また、語り部役には元宝塚歌劇団月組のトップスター、剣幸が名を連ねます。物語全体を貫くテーマは、料理や食を通じた家族愛であり、視覚・聴覚・嗅覚を大いに刺激する演出が用意されています。
五感で楽しむ舞台
プロデューサー兼演出の野口は、舞台では実際には調理ができないことが最大の難関だったと語ります。そのため、特殊な香りの演出を取り入れた4Dシアターを採用し、五感を刺激する体験を提供します。本作では包丁の音、香り、視覚的な美しさ、そして音楽が融合し、観客に感動を与える作品に仕上げることを目指しています。また、映画のキャッチコピー「家族の歴史は、毎日の献立とともにあった」に基づいて、料理や人との絆について考えさせられる内容となっています。
出演者のコメント
キャスト陣からも熱いコメントが寄せられています。舟木伝内を演じる和泉元彌は、前回の経験から後日能に込められた台詞や演出の質に感動している様子を語ります。彼は観客に五感を刺激する生の舞台を体験してほしいと呼びかけています。さらに、舟木春役の小川麻琴や飯窪春菜も、各自の役柄に込められた愛や思いをしっかりと表現することを誓っています。
公演情報
『武士の献立』の公演は、東京で7月10日から16日、石川で8月8日から10日、いずれも草月ホールと能登演劇堂で行われます。それぞれの公演には、公開ゲネプロやアフタートークなどの特典も準備されています。チケットは、R席から一般的な席まで多種多様な価格帯で販売されており、ぜひ劇場でこの特別な作品をお楽しみください。
ミュージカル版『武士の献立』を観ることで、忘れかけていた家族との絆や、食の大切さを再認識できるかもしれません。皆様のご来場を心よりお待ちしております。