久留米絣が関西上陸
2025-02-18 11:44:00

久留米絣の魅力が関西に!博多発の新たなファッションイベント

久留米絣の魅力が関西に上陸!



日本の伝統工芸の一つ、久留米絣(くるめがすり)は、福岡県南部の筑後地方で生まれた綿織物です。その歴史は深く、1957年には国の重要無形文化財に指定されているほど。近年、技術を受け継ぐ職人の減少や、和の文化から離れがちな若年層の動向によって、久留米絣の需要は厳しい状況に置かれています。しかし、福岡の博多大丸は「九州探検隊」というプロジェクトを通じて、この魅力的な文化を現代のライフスタイルに融合させるため、新たな試みを始めました。その一環として、久留米絣を使用した「MONPE(もんぺ)」や「HAORI(羽織)」という新しいファッションが登場。これらを通じて、より多くの人々に久留米絣の良さを知ってもらうことを目指しています。

“和製ジーンズ”MONPEとは?



久留米絣のもんぺは手括り藍染めという伝統的な技法で作られたパンツで、「和製ジーンズ」としても知られています。元々は農作業用の衣服でしたが、現在はファッションアイテムともなり、多くの人々に愛されています。その特徴は、使うほどに柔らかく馴染み、普段使いにぴったり合う点です。また、4社の織元から集まる1,000本以上のもんぺは、色柄やシルエットも多彩で、訪れる方々の目を楽しませることでしょう。

季節にぴったりのHAORI



久留米絣の新たなファッションアイテムとして注目されているのが、HAORI(羽織)です。こだわりの染色と織りが施された生地は、現代のスタイルにも自然に溶け込み、日常の装いにおしゃれなアクセントを加えてくれます。特に季節の変わり目や、これからの暖かくなる時期にぴったりのアイテムです。

4社の織元による個性的な商品が集結



このイベントには、久留米絣の4社の織元が参加します。

  • - 丸亀絣織物: 明治元年創業で、約160年の歴史を持つ織元。手仕事にこだわり、時代に合わせた製品作りを行っています。独自のデザイン性と楽しい柄が特徴です。

  • - 坂田織物: “かすりを身近にする”を掲げ、伝統の技術を守りつつも新たなニーズに合わせた商品提案をしています。カラフルで和にとらわれないデザインに注目!

  • - 野村織物: 「懐かしい、だけど新しい」がテーマの野村織物は、古典的な柄から現代に適した色柄まで幅広い選択肢を提供しています。

  • - 池田絣工房: 大正8年創業。手織りと天然藍染を駆使し、独自の風合いを持つ製品を展開しています。そのデザインは着やすく、優れた着やせ効果があります。

終わりに



久留米絣の良さを現代に生かす試みが、関西で新たな風を吹かせています。これからのシーズンに活躍する「MONPE」と「HAORI」を通じて、より多くの人々がこの美しい伝統工芸の魅力を体験できることを願っています。博多発のこの催事に、ぜひ足を運んでみてください!


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