ふるさと納税が若者の手に！TGCと協業で地方創生を促進

近年、少子高齢化や人口の都市集中に直面する地方自治体は、地域資源を活用した財源確保が求められています。そんな中、全国的に広がる『ふるさと納税』は重要な役割を果たしています。しかし、若者層の参加率は低く、その現状を打開するため、ふるさと納税のポータルサイト『ふるさとチョイス』を運営するトラストバンクと、東京ガールズコレクション(TGC)を企画・制作するW TOKYOが手を組むこととなりました。

地方創生×若者の参加を促進する新たな取り組み

新たな協業のテーマはズバリ『地方創生×若者』です。この取り組みでは、トラストバンクの豊富な地方創生に関するノウハウと、TGCが持つ強力な影響力を生かし、若者層がより地域と関わることができる環境を整えていきます。

初回のイベントは、2025年3月1日に開催される『東京ガールズコレクション2025 SPRING/SUMMER』で実施されます。ここでは、TGCのバックステージで、ふるさとチョイスに掲載されている地域の特産品を『ランウェイ飯』として提供します。これにより、直接的に地域の魅力が発信され、来場者にふるさと納税への関心を持たせることを目的としています。

ふるさと納税の現状と課題

ふるさと納税は、地域の財源を補うための制度として、ここ数年で急速に普及してきました。しかし、寄付を行う層は中高年層が中心であり、若者層はその存在をあまり意識していないのが現実です。これは、都心に生活基盤を移した若者が、ふるさと納税の仕組みを知るきっかけが少ないことが一因とされています。

このプロジェクトを通じて、トラストバンクは、1,700を超える自治体と連携し、地域の魅力や特産品を集中的に発信していきます。特に、お礼の品は76万点以上を誇り、その中には地域の事業者と協力して開発したものも多数含まれています。さらに、好きなスポーツチームやアイドルを応援しながら寄付ができる仕組みも導入され、より多様なニーズに応えるための努力も続けられています。

TGCの影響力を活用した新たな展開

東京ガールズコレクションは、多くのインフルエンサーが集まる大規模なファッションイベントとして、若者層への強い影響力を発揮しています。この協業では、そのプラットフォームを利用して、地域の魅力を最大限に引き出す取り組みを行っていきます。過去には、地方自治体と連携しながら地域活性化を推進してきた実績があり、今後はその成功事例をさらに広げていく方針です。

例えば、具体的なランウェイ飯として提供されるお礼の品には、石川県の『奥能登地サイダーしおサイダー』や、宮城県の『仙台牛プレミアムローストビーフ』など、地域の特産品が多数含まれています。これらは、参加者に地域の魅力を直接伝える絶好の機会となります。

地域の未来を担う若者への呼びかけ

今回の協業は、ふるさと納税が持つ可能性を若者に伝え、新たな寄付文化を醸成するための重要な一歩です。これからも、トラストバンクとTGCは、他業界との連携を視野に入れながら、地方創生および若者層が地域に参加する仕組みを拡大していきます。

イベントを通じて若者たちがふるさと納税に興味を持ち、さらに地域とのつながりを深めるきっかけとなることを期待しています。若者が地域に目を向け、共に価値を創造していくことで、地方は今後もさらに活気に満ちたものになっていくでしょう。