スキンケア製品の「好き」とは?お客様の感性を解き明かす新研究
近年、スキンケア製品における「好き」という感情が注目されています。ロート製薬株式会社は、お客様のウェルビーイングを大切にし、使い心地や機能だけでなく、日常的に使いたくなる魅力を持つ製品開発に取り組んでいます。今回は「極潤ヒアルロン液」の使用感を調査し、実際に生理的指標との関連を探ることで、「好き」と感じる理由について、新たな発見を報告します。
研究の背景
スキンケア製品は、機能性だけでなく、使用時の感覚にも大きく影響されます。SNSの普及により、多くの情報が飛び交い、購買意欲に影響を与える中、消費者は使い心地に敏感であることが分かっています。これまでの研究では、主観的なアンケートを中心とした感覚評価が主流でしたが、生理的な反応を基にした新しいアプローチが必要とされていました。
研究のポイント
本研究では、極潤ヒアルロン液を使用したときの「好ましさ」を解析。そこで、使用中に生じる感触の変化に着目し、生理指標(脳波や心拍)と連動していかに「好き」と感じるかを調査しました。
見えてきた「好き」の境界
調査結果によると、塗布時間全体で平均的な生理指標には大きな差は見られませんでした。しかし、使用中の感触の変化の途中段階で、感じ方に明確な違いが現れました。「しっとり」や「もちもち」と表現されるグループと、「ヌルヌル」と感じるグループに分かれたのです。この感情の違いが「好き」と「そうでない」の分岐点になることが明らかになりました。
具体的な結果
1.
感触の変化と好み:研究において、感触の変化に合わせて使用感が変わることが確認されました。中盤に感じる「しっとり感」がポジティブな反応を示し、その後の使用感にも影響を与えることが分かりました。
2.
生理指標との関連性:塗布中の脳波を分析した結果、好みの高いグループでは、快適さを示す生理的な指標が上昇しました。これは、感覚が時間とともにどのように変化するかを示す新たな証拠となります。
今後の展望
本研究の成果を元に、ロート製薬は今後、スキンケア製品の開発において、よりお客様の潜在的な好みを考慮した製剤設計を進める方針です。また、この知見を活用し、製品を通じたお客様とのコミュニケーション活性化にも繋げていく予定です。
これまで意識されにくかった「なぜ好きなのか」を科学的に探求し、心地よさを大切にした製品開発を通じて、お客様の声に寄り添ったものづくりを目指します。これにより、より良いスキンケア体験を提供するための新たな進化を期待したいと思います。