大宮ソーセージ、新たな出発
埼玉県大宮に誕生した新ブランド、「大宮ソーセージ」が、地域企業としての復活を目指して2023年11月29日に新規開業します。このブランドは、地域の食肉加工技術を生かし、障害のある方々の生産力を活かす新しい取り組みです。出発にあたり、地域の豊かな資源とともに、地域創生の一環として障害者雇用にも力を入れています。
地域の歴史と背景
大宮駅は東日本の重要な交通拠点として、長年にわたり賑わってきましたが、人口が733万人を超える埼玉県の他の地域の発展とともに、かつて盛んだった地場産業は衰退の一途を辿りました。特に、大宮は農林大臣の許可を得て昭和36年から食肉加工業が繁栄していた地域ですが、現在では食肉の生産業が消えてしまったと言っても過言ではありません。
そこで、社会福祉法人独歩の理事長、串田哲也が大宮の地元愛から立ち上げたこのブランドは、障害のある方々が活躍できる職場を提供し、持続可能な地場産業としての復活を目的としています。障害者の「働きたい」という意欲を支えることで、創造性と地域貢献を実現しています。
商品の特徴
「大宮ソーセージ」は、スモークソーセージや蜂蜜ソーセージ、ホワイトハム、香味ベーコンといった多様な商品ラインナップを取り揃え、各種素材は埼玉県内の養豚業者や農家から調達しています。
これらの商品は、無駄のない材料選別と、低添加物であることが特徴で、埼玉県産の食材が主役となっています。香辛料を使用せず、素材の味を最大限に引き出した製法にこだわり、手間暇をかけて丁寧に製造されています。さらに、すべての商品が保存料を使わず、質量に対する添加物はわずか0.49%から0.53%に留めています。これによって、健康に気を使う方々やお子様にも安心して楽しんでいただける優しい商品です。
おすすめの楽しみ方
大宮ソーセージの製品は、夜のお酒のおともとしても、贅沢な朝食のトッピングにもぴったり。特に香味ベーコンは、パンに乗せるだけで一流のブランチに早変わりします。また、サラダやパスタにピュアな味わいのハムを加えれば、なんとも贅沢な一品が完成します。自宅でのホームパーティーや特別なシーンでも、卓上に高級感を演出することができます。
製造者のストーリー
大宮ソーセージを作り出す職人の中には、障害を持つ方々がいます。このブランドは、「障害」を背景にした甘えではなく、真剣に優れた製品を作り続ける姿勢を貫いています。彼らの情熱とスキルが結実して生まれるソーセージは、まさにこのブランドの誇りであり、地域の顔とも言える存在です。
私たちが声援を送り応援することが、地域の復興への一端を担うことになります。
まとめ
大宮ソーセージは、地域の特産物を中心に高品質な商品を提供し、障害者雇用の新しい形を示しています。今後、道の駅やインターネット販路での展開も進む予定ですので、ぜひ一度、その魅力を味わってみてください。美味しさに加え、地域創生と障害者に対する理解と支援の輪が広がることを願って、皆さんも大宮ソーセージをお楽しみください。