Nao Yoshioka、フィラデルフィアの音楽を魅せる新EP
日本を代表するソウルシンガー、Nao Yoshiokaがフィラデルフィアで行ったスタジオライブセッションを収録したニューEP『Philly Soul Sessions Vol. 2』を、2025年12月12日にリリースします。この作品は、彼女が国内外での活動を経て到達した音楽の新たな高みを感じさせるものです。
フィラデルフィアとの深い結びつき
Nao Yoshiokaは、彼女の音楽にフィラデルフィアが持つ重要な役割を強調しています。初のアメリカツアーで訪れたこの街は、ソウルやネオソウルのメッカとして知られ、彼女の音楽キャリアにおいて特別な意味を持ちます。今回のEPは、ここでの出会いや再会がもたらしたインスピレーションから生まれた作品なのです。
EPの魅力
今回のEPには全4曲が収録されており、それぞれがNao Yoshiokaの実力を余すところなく引き出しています。特に注目すべきは、収録曲「Free as a Bird」。この楽曲は、彼女のアルバム『Flow』でも人気のある一曲ですが、今回はオランダのプロデューサーJarreau Vandalによる原曲を、ライブアレンジとして新たに再構築しました。SNSで公開されたセッションの映像は、なんと50万回以上の再生数を叩き出し、国内外からの注目を集めています。
さらに、「Love Is What We Find」では、SoulectionのプロデューサーJAELとのコラボにより、ラテンの要素を取り入れたトラックが特徴です。Naoの力強いヴォーカルが心地よいグルーヴと共鳴し、Jay BrattenやTreway Lambertという実力派との掛け合いも聴き応え十分です。
「You Never Know」では、アルバム版とは違ったアレンジが施され、Dai Miyazakiのギターソロが楽曲に奥行きを与えています。冒頭の「Intro」は、2024年の全米復帰ライブでも使用される特別なトラック。這い上がるように重い扉を開け、自由へと向かうNaoの姿を象徴しています。
全てのトラックはフィラデルフィアで一発録音されたもので、オーバーダブ中心では味わえない“いま、この瞬間”のエネルギーが込められています。音楽監督にはIrvin Washingtonが起用され、ミックスにはVidal Davisという名匠が関わるなど、プロフェショナルなチームが揃っています。
次なるステップへ
このEPは、Nao Yoshiokaの“現在地”を示すと同時に、次の章へのイントロでもあります。すでに彼女は6枚目のアルバム制作に取り掛かっており、次なるワールドツアーへと進みます。彼女の音楽の旅は、まだまだ続きます。
Nao Yoshiokaのコメント
Nao自身はこのEPについて、再会と新しい始まりを象徴する作品であると語っています。親しい仲間たちとともにフィラデルフィアのスタジオで録音した瞬間の喜びや興奮がこの作品には詰まっており、リスナーにそのエネルギーも感じてほしいと願っています。熱く、リアルなサウンドは、まるで生きているように彼女の音楽世界を彩っているのです。ぜひ、聴いてみてください。
このEPのリリースは、Nao Yoshiokaにとって特別で新しい章の始まり。今後の活動にも期待が高まります。彼女の音楽がさらに多くの人々に届くことを願ってやみません。