新時代のスキンケアを目指すナリス化粧品の新技術
化粧品業界の新たなスタンダードが、株式会社ナリス化粧品によって提案されました。大阪を拠点に活動する同社は、独自の高圧乳化技術を活用し、これまでの概念を覆す「ナノ乳液」の開発に成功しました。この技術は、油溶性成分をナノサイズの乳化粒子に変換し、肌への浸透力とバリア機能の向上を実現しています。
高圧乳化技術の誕生背景
ナリス化粧品は、2014年に「iPFテクノロジー」を確立しました。この技術は、乳化物を高速で衝突させることで、従来の製法では実現できないナノサイズの乳化粒子を生成するものです。これにより、流動性を保ちながらも保湿力の高い化粧水の開発を可能にしました。多くの化粧水で使用されているこの技術が、今度は「ナノ乳液』の開発へと応用されることになりました。
ナノ乳液の開発プロセス
ナリス化粧品が目指したのは、単なるナノ乳液の開発ではありません。高い浸透力と保湿力を併せ持ち、さらに肌のバリア機能を高めることが目標です。乳液の処方では、肌に心地よく広がるとろみのある粘度を必要としますが、iPFテクノロジーでは通常の乳液開発とは異なるアプローチが求められました。増粘剤の使用が難しいため、特定の界面活性剤を工夫して配合することで、適切な粘度を持つナノ乳液の処方化に成功しました。
開発の成果と特徴
ナリス化粧品の研究チームが開発したナノ乳液は、マイクロサイズと比べても水分蒸散量を低く抑えることが確認されており、優れたバリア機能を持っています。また、塗布30分後の結果も従来の乳液と比較して、保湿力が高いことが実証されました。この研究成果は、今後のスキンケアに新たな可能性をもたらすものでしょう。
研究者の挑戦と情熱
このプロジェクトに携わったのは、ナリス化粧品の内田理沙さんです。彼女は、新しい乳液づくりに取り組む中で、今までにない「浸透感」を実現しようと苦心しました。「シャバシャバの液体に適度なとろみを持たせる」という一見シンプルな課題を解決するためには、多くの試行錯誤が必要でした。その結果、肌なじみの良さや密着感を持つ新たな技術が確立されたのです。
終わりに
ナリス化粧品が提案する新しいナノ乳液は、これからのスキンケアに革命をもたらす可能性を秘めています。実際にその効果を感じてみることで、毎日のセレブレーションに新たな潤いを加えてみませんか?ナリス化粧品の新技術によって、あなたの肌がどのように変わるのか、ぜひ実感してみてください。