新進気鋭のスタートアップ「モカブル」がコーヒーの新しい楽しみ方を提案

モカブルの誕生とその背景

新たに登場した「モカブル」は、コーヒーを食べるという新感覚のスイーツです。この商品は、株式会社モカブルによって開発され、特にサステナブルな視点を持っています。モカブルは、コーヒー豆を微粉砕し、アロマオイルを余すことなく取り入れたスイーツで、今までの飲むコーヒーとはまったく異なる楽しみ方を提供します。

背景にある事業化支援

「モカブル」は、事業創造カンパニーであるゼロワンブースター（01Booster）の支援のもと、サントリーホールディングスの社内ベンチャー制度「FRONTIER DOJO」から生まれました。この制度は、社員のアイデアをビジネス化するための支援を行うもので、モカブル社はそこで選ばれたプランの一つです。

01Boosterは、仮の段階からサポートを行い、法人化や資金調達までの一連のプロセスを手厚く支援しました。これによりモカブルは、2025年には北米市場に正式に進出する予定です。これは、そこにいる大企業やベンチャーキャピタルとの連携から実現しました。

サステナビリティを考慮した商品

モカブルは「大切に育てられたコーヒー豆の個性を余すことなく楽しんでいただきたい」というコンセプトのもと、生まれました。コーヒー豆を小さくは粉砕し、製造過程でも環境への配慮がなされています。原材料選びから、農園の選定、製造方法まで、持続可能性を意識した商品作りが特徴です。

食品業界においても話題を呼び、JFEXのプレミアム食品エキスポで受賞も果たすなど、その注目度は増し続けています。特に、アジア最大のスペシャリティコーヒーイベントであるSCAJ2025への出展も控えており、さらなる飛躍が期待されます。

01Boosterの支援を受けた成長

01Boosterは、モカブルの立ち上げから成長に至るまでのすべてのステップで寄り添い、必要なリソースを提供してきました。出向型プログラム「IBR」の利用により、スピーディーな事業の育成が実現されました。また、商品のブランディングやマーケティング戦略の策定もしっかりと行われています。

さらに、老舗百貨店での販売網を確保し、顧客のニーズに応じた商品開発がなされました。これにより、事業のスケール化が可能になり、着実に成長を続けています。

コメントから見る期待の声

モカブル社の代表、糸山彰徳氏は、サポートを受けたからこその今回の成果を強調しています。また、01Boosterの川岸亮造氏のコメントでも、新規事業が社内から誕生する過程の喜びが語られています。

「FRONTIER DOJO」からの新しい挑戦が、今後も多くの企業に影響を与えることを期待されています。モカブルが一つのモデルケースとなり、さらなる革新や新しい挑戦が続くことを見守りたいと思います。