ウェイロン・ジェニングスの新作アルバム『Songbird』が話題に
カントリーミュージックの巨星、ウェイロン・ジェニングスの未発表曲を集めたアルバム『Songbird』が、10月3日にリリースされます。この作品は、彼の息子であるシューター・ジェニングスが手がけたもので、音楽ファンから多くの期待が寄せられています。
アルバム『Songbird』の魅力
『Songbird』は、1973年から1984年の間に制作されたウェイロン・ジェニングスの楽曲を収録した、完全な未発表曲アルバムです。このプロジェクトは、ウェイロンの長年のドラマーであり共同プロデューサーでもあるリッチー・オルブライトとともに、さまざまなスタジオで録音された音源を再編集し、ミックスした結果生まれました。さらに、ウェイロンのバックバンド「ザ・ウェイラーズ」のメンバーや、著名なゲストアーティストの参加もあります。
新シングル「The Cowboy (Small Texas Town)」
アルバムからの2ndシングル「The Cowboy (Small Texas Town)」がこのたびリリースされました。この楽曲はアウトロー・カントリーのレジェンドであるジョニー・ロドリゲスによって書かれ、ウェイロンが1978年に発表したアルバム『I’ve Always Been Crazy』のセッションでレコーディングされたもの。そのため、今回のリリースはファンにとって特別な意味を持つでしょう。
シューター・ジェニングスは、「The Cowboy (Small Texas Town)」について、「この曲はとてもシンプルで美しい。アーティストの成長と人々のつながりを描いている」とコメントしています。曲の前半では父の物語が語られ、後半は情熱が込められています。特に“ホワイトカラーの人々”に触れる部分は、今の時代に特に響くものがあると言えるでしょう。
アルバムの制作背景
ウェイロン・ジェニングスの新作は、カントリーミュージックの流れを変えた彼の軌跡を再見する絶好の機会です。『Songbird』は、ウェイロンがカントリー音楽の産業に挑戦し、独自の道を歩んできた証でもあります。彼はアウトロー・カントリーという新たなジャンルを切り拓いた人物でもあり、ウィリー・ネルソンやジョニー・キャッシュとともに“ザ・ハイウェイメン”としても知られています。
このアルバムは3部作のうちの1つであり、今後の展開にも注目が集まります。『Songbird』は、音楽ファンにとって忘れがたい作品となることでしょう。
リリースイベントと今後の展望
シューター・ジェニングスは、6月15日にカリフォルニア州ウェスト・ハリウッドのザ・ヴァイパー・ルームで、ウェイロン・ジェニングスの誕生日パーティーを開催し、このアルバムの発表を行いました。その際には、ウェイロンのバックバンドのメンバーや、カントリー界のアーティストたちが共演し、彼の名曲を披露しました。このイベントは、ウェイロンの音楽を再評価する機会となりました。
アルバムは、2025年10月3日にリリースされ、現在予約や試聴が可能です。ウェイロン・ジェニングスの音楽がもたらす感動を、ぜひ体験してみてください。